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「稼げる記憶術」矢沢 大輔

2016/08/20公開 更新
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【私の評価】★★★☆☆(73点)


要約と感想レビュー

 記憶の基本は繰り返すことです。お客さまの名前を覚えるなら、会話の中で何度も名前で呼びかければいい。例えば、英単語を覚えるのなら、15分かけて30個の単語を、ひとまず覚えて、翌日また15分かけて覚えて、その次の日もまた15分かけて覚え直すのです。45分で覚えるより、15分を3回のほうが記憶しやすくなるのです。


 また、イメージと組み合わせて覚えるのも基礎的なものです。小河原さんなら小川のほとりで日向ぼっこしている人をイメージすればいいのです。


・人の名前を覚えたいなら、名刺に頼らず、相手の名前を呼びながら会話を進めるようにするといい(p98)


 プレゼンを記憶するときも、プレゼンのストーリーをイメージで記憶していきます。さらに話の構成を階層化して、マインドマップのように頭に入れておくといいのです。


 そして、プレゼン中は聞いている人に見られるのではなく、「見る」という意識を持って全体をゆっくり見渡すことが大事です。周りの反応を見ながらプレゼンを進められるようになると、不思議なほど落ち着いてプレゼンできるようになるのです。


 具体例も多く基本的な記憶法が、網羅されていると思いました。矢沢さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・一度覚えた単語を、確実に長期記憶化していくためにも、最低でも5回の復習が必要(p209)


・覚えたいと思っていることを、意識的に人に話す(アプトプットする)ようにすれば、自然に覚えられる(p136)


・単語帳に赤いシートをかぶせて意味を思い出す訓練を繰り返すなら、目で「スペル」を見ながら、口を使って「読み」と「意味」を発生しながら行うほうが、同じ時間内でより効果的に覚えられるようになる(p64)


・「最近、こんな本を読みましてね・・」と内容を教えてあげる・・・ブログやアマゾンのレビューに紹介文を書いてみる(p185)


・1回目の読みの目的は、「全体」の大枠をつかむことなので、「速読」を行う・・・2回目の読みに入ったときに、読解力が上がる(p173)


▼引用は、この本からです


【私の評価】★★★☆☆(73点)


目次

1 記憶術を知る
Chapter1 稼げる人は記憶の達人
Chapter2 記憶術の基本のキホン
2 ビジネスに直結する記憶術
Chapter3 専門用語・商品情報を記憶する
Chapter4 顧客情報・商談内容を記憶する
Chapter5 プレゼン・営業トークを覚え、相手の記憶に残す
Chapter6 苦手な数字を記憶する
Chapter7 ビジネス書の内容を記憶する
Chapter8 外国語(単語)を記憶する



著者経歴

 矢沢 大輔・・・心と脳の仕組み研究所所長。1963年、大阪生まれ。新聞配達をしながら、独学で大学入学資格検定に合格。23歳のときに釣船の船頭から阪急百貨店のコピーライターに転職。その後、20年間、コピーライターとして広告制作に携わる。日本デザインセンター在籍中に、NLPとコーチングを学び、矢沢研究室長として研修事業を立ち上げる。2010年に独立。アクティブ・ブレイン協会認定講師/読書法講師。CTI認定プロフェッショナルコーアクティブコーチ。


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