「ミャンマーに学ぶ海外ビジネス40のルール: 善人過ぎず、したたかに、そして誠実に」深山 沙衣子

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ミャンマーに学ぶ海外ビジネス40のルール: 善人過ぎず、したたかに、そして誠実に

【私の評価】★★★☆☆(76点)


■最近テレビでミャンマーが
 報道されることが多くなってきました。


 投資家のジム・ロジャーズは、
 これから伸びるのはミャンマーと
 北朝鮮だと言っています。


 これ以上悪くならないという意味では、
 間違いないのでしょう。


 ミャンマー人をご主人として持つ
 深山さんにミャンマービジネスの
 現実を聞いてみましょう。


・政商の社長たちは、だいたいが
 麻薬関係の商売をしてきた初代から
 二代目の人々です(p108)


■ミャンマーでのビジネスに成功するためには、
 現地の人と社会を知る必要があります。


 日本の常識は外国から見れば非常識ですから
 文化の違いに慣れる必要があるのです。


 ミャンマーでビジネスをしようとすれば、
 次のような経験を
 することになるでしょう。


 予定がドタキャンされる。

 お金を使いこまれる。

 突然行方不明になり、退社する。


 こうしたことが、
 普通に起こるのです。


・ミャンマーでは両親、教師僧侶以外の人が、
 人前で叱る習慣があまりありません。
 引く手あまたな有能な人ほど、
 「俺がこんなことで叱られる筋合いはない
 という発想をします(p41)


■ミャンマー経済は混乱の中で、
 好況、不況を繰り返しながら
 発展していくのでしょう。


 いずれにしろ、
 甘いビジネスはないのだと
 思いました。


 日本でうまくいかないからといって、
 無知のままミャンマーや海外に行って
 うまくいくことはないのです。


 深山さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・ミャンマーでは仕事のやりがいなど考慮に値しません。
 いかに「高額の給与を稼ぐ」かが第一優先事項で、
 それによって生活水準を上げることが、
 仕事の意義につながります(p101)


・直前になってからスケジュールの変更の依頼・・
 彼らの頭の中には受け入れ先の大変な迷惑や
 キャンセル料の発生という発想が
 浮かばないのです(p29)


・以前ミャンマーで、ある男性社員が遅刻をしたので、
 仕事場で軽く注意をしました。すると彼は翌日から
 音信不通の無断欠勤を続けました・・(p40)


・「ホウ・レン・ソウ」をする習慣がない・・
 仕事が回っていて、成果が出ればよし」と
 思っていたほうが、自分の仕事の
 モチベーションが長続きします(p96)


・借りたお金を返さない、店のお金を持ち逃げする、
 偽装発注で会社のお金を持ち逃げするなど、
 あらゆる方法でお金を手にしようとする
 トラブルが後を絶ちません(p43)


・「安かろう、悪かろう」は
 通訳の世界にも存在します。
 ベテランで実力のある通訳は、
 日額でミャンマー人の平均月収以上の
 金額を要求してきます(p55)


・ミャンマーには、一般家庭に大粒のルビーや
 ダイヤがついた貴金属や純金が置いてあったり、
 広い土地に家を建てて暮らしていたりする人がいます・・
 安心するのは危険です。なぜなら
 手元に紙幣がないため、すぐに代金を支払えない(p66)


・ミャンマー人はソフトな物腰を表情の裏で、
 相手は周囲からどれだけ信頼されているか、
 人を騙したりしないか、海外でやっていけるほど
 タフか、これまでどれだけミャンマーに貢献してきたか、
 総じてどのように人生で困難を乗り越え、
 生き抜いてきたかを判断しています(p99)


・不当なことを言ってくる入国管理官に反抗すると
 「あなたのミャンマー人の義理の父親を逮捕できる」
 と言われたりします(p161)


・研修生として日本に滞在できるのは原則3年間。
 そこで、長期滞在し、比較的高収入を
 狙える都心部で働くために、研修先から
 逃げて難民申請をして3年の期限を延長
 しようとする人がいるのも事実です(p20)


【私の評価】★★★☆☆(76点)



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■目次

第1部 日本人の想像を超える異文化地域とのビジネスの現状
第2部 海外ビジネスで失敗しないために理解すべき18のこと
第3部 海外ビジネスで成功を得るために「知るべき」現状



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