「なぜ「エリート社員」がリーダーになると、イノベーションは失敗するのか」井上 功

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なぜ「エリート社員」がリーダーになると、イノベーションは失敗するのか

【私の評価】★★★☆☆(72点)


■日本流のイノベーションの起こし方を
 考える一冊です。


 イノベーションは頭の良い人からは
 生まれません。


 なぜなら、イノベーションとは、
 従来と違うことをすることであり、
 嫌われ、失敗する確率が高いからです。


 頭の良い人の頭の中には、
 新しいことを始めて、
 苦労する自分の姿が浮かぶのでしょう。


・さて、みなさんの会社に
 若者、ヨソ者、バカ者はいますか?・・
 「自分がバカ者かもしれない」ということであれば、
 なおさらイノベーションを起こせる
 可能性が高まります(p42)


■したがって、イノベーションは、
 成功した自分の未来の姿に酔いしれる
 バカ者でなければ実行できません。


 「そんなの、やめろ!」
 と言われながらも、
 継続できる人でないとできません。


 自分のやりたいことを
 リスクを取ってワクワクやれる人でないと
 難しいということです。


・多くのイノベーションが「密造酒づくり」や
 「ヤミ研究」と言われる非公式な活動から
 生まれました(p111)


■変化を生み出す手法として、

 「不安定を作り出す」

 といいらしい。


 たとえば、組織を変える。


 または、新しい事業を起こし、
 担当者を送り出して、
 梯子をはずして、火をつける。


 会社が大赤字を出したときも、
 状況としては素晴らしい。


 イノベーションとは、
 かくも危険で、
 実行が難しいものなのですね。


 井上さん、
 良い本をありがとうございました。


────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


カオスを作る・・・
 不安定な状態にしておくと、
 自然に安定させようと、
 何かが動いたり、生まれたりする(p182)


・もしスティーブ・ジョブズが日本企業に、
 たとえばあなたの会社に社員として雇われていたら、
 どうなるでしょうか・・かなり難しいでしょう。
 とにかく、彼は不作法でした(p23)


・非日常体験がもたらす衝撃や感動は、
 人の心に内省を促します。・・・
 その禅問答に、その場対応の行動で答えていくことが、
 イノベーションの創出につながっていくのです(p54)


・リクルートの現場で、マネジャーが
 メンバーによく訊く言葉があります。
 「お前はどうしたい?
 これは、自分の志を問われるものです(p91)


・イノベーターは経営者を根負けさせろ・・
 「本当にしつこいな」「もうわかったから」
 「君にやらせるから、お金も付けるから、
 しがらくは私の前に現れるな」(p144)


・Winners never quit. Quitters never win.
 (勝者はけっして止めない。
  止めてしまう人はけっして勝てない)(p87)


【私の評価】★★★☆☆(72点)


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■目次

序章 人あたりのよい「エリート」でなく、不作法な「イノベーター」が開く未来
第1章 自ら変化を起こせる人は、「エリート社員」ではない
第2章 「自ら変化を追いかける部下」の上司になるには?
第3章 果敢なチャレンジャーを生む環境にするためには?
第4章 既存事業に頼りすぎない会社にするためには?



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