「失敗することは考えない」鈴木 尚広
2016/02/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
■読売ジャイアンツで、
「代走のスペシャリスト」
鈴木 尚広さんの一冊です。
盗塁の成功率は
80%以上にもなるという。
その秘密は
どこにあるのでしょうか。
・私は「物事はつねにゆとりをもって、
余裕がないとダメ」な人間です・・
だから、せかせかしない、慌てない、
つねにそういう状況をつくるように
準備をしています(p113)
■その秘密は、体幹の強化と
事前の準備(ルーティン)とのこと。
体幹の強化は、
パーソナルトレーナーと相談しながら
トレーニングをしている。
事前の準備は、早く球場入りして、
ランニング、ストレッチ、キャッチボール、
バッティング練習、守備練習と
体調をチェックをしていくのです。
・私は試合の日には誰よりも早く球場入りして
体の調整を開始し、ゲームの準備をしています・・
休むときはしっかり休むようにしています(p99)
■100%準備しているので、
失敗することは考えないのですね。
プロの思考だなあ~と
感じました。
鈴木さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「レッドコード」と呼ばれる、天井から吊るされた
赤いロープを使ったトレーニング・・
わざと体を不安定にさせることで筋の収縮機能を高め、
インナーマッスルに刺激を与えながら効率的な
運動連鎖に改善するのが目的なのです(p83)
・今の私は失敗しても、それに対して100%の
準備をしてきたので、もし、結果がダメでも
結構晴れやかな気持ちです(p118)
・結果というのは、どう転ぶかわかりません。
100%成功する人間なんていないでしょう(p118)
・球場の雰囲気が、「鈴木尚広が走る」
「いつ走るのだろう?」という期待と
警戒が入り混じって高まっていきます。
それはつまり、相手バッテリーは
「私の世界にいつの間にか飲み込まれている」
という状況になるわけです(p158)
・自分の励みとしてライバルをつくることは
大事です。ですが、実際に勝負事になったときに、
結局のところ「頼りになるのは自分だけ」(p222)
・今は無理なプレーをしないほうがいいか?
まだ大丈夫か?これ以上やったらどうなるか?
ということに対してとても敏感になりました(p98)
【私の評価】★★★☆☆(76点)
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■目次
第1章 ジャイアンツ
第2章 初盗塁
第3章 転機
第4章 葛藤
第5章 ルーティーン
第6章 心構え
第7章 こだわり
第8章 想い
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