「僕たちは「会社」でどこまでできるのか? ~起業家のように企業で働く 実践編」小杉 俊哉 塩見 哲志
2015/09/26公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
要約と感想レビュー
著者は野村証券で働きながら、モーニングピッチというベンチャー企業が、大企業・マスコミ・ベンチャーキャピタルにプレゼンする仕組みを運営しています。社外に仲間を広げ、会社を動かして、新しい仕組みを作るのは、社内企業家のようなものでしょう。
通常の仕事をすることが求められている中で、こうした活動をやれるかどうかはなかなか難しいと思います。でも、やりたいことをやると面白いかもしれません。なぜなら、会社に所属しているということは、会社のブランドを使えるし、経済的にも安定しているからです。塩見さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・会社に勤めているということは休んでも給料が減らされることもなく、また会社のリソースを使い、ブランドを使い、周囲の人を使って仕事ができるのだ(p86)
・上司のインセンティブは、業績を上げること、もうひとつはリスクをとらないこと・・だから、なにか失敗したら、いつでも私を切って下さい、と言ってきました(p131)
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
目次
[目次] 「はじめに」のはじめに 小杉俊哉
CHAPTER0 モーニングピッチというイノベーション
CHAPTER1 サラリーマンが自律する時代
CHAPTER2 起業家のように仕事をするうえでやるべきこと
CHAPTER3 大きな仕事は企業でこそできる
CHAPTER4 ビジネスモデルを創りだす
CHAPTER5 企業を巻き込むために必要なこと
著者経歴
小杉俊哉(こすぎ としや)・・・慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問) 合同会社THS経営組織研究所代表社員。1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、NEC入社。マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修士課程修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク、ユニデン株式会社人事総務部長、アップルコンピュータ株式会社人事総務本部長を歴任後独立。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授を経て、現職。
塩見哲志(しおみ さとし)・・・野村證券株式会社 コーポレート・ファイナンス八部 Associate。1985年生まれ。成蹊大学経済学部経営学科卒業後、野村證券株式会社に入社。
なんば支店、大東支店、渋谷支店、新宿野村ビル支店における証券営業、エクイティファイナンス、M&A、IPO等業務を経て、現在投資銀行業務に従事。
読んでいただきありがとうございました!
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