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「記憶術の実際―早く覚えて忘れぬ法 」渡辺 剛彰

2015/06/20公開 更新
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記憶術の実際―早く覚えて忘れぬ法 (1961年)


【私の評価】★★★☆☆(70点)


要約と感想レビュー

 高額な本でしたが、購入してみました。やはり古い本だけあって、手法としては、今の本でも網羅されています。


 まずは、体の部分や、家の場所などに順番をつけておくことが記憶のベースとなります。例えば、1頭 2ひたい 3目 4鼻 5口 6あご 7首 8胸 9乳ぶさ 10へそ 11腹 12陰部 13太もも 14ひざ 15足、というふうに場所に番号を振っておくのです。これは、繰り返し覚えるしかありませんね。


 そしてそれらの体の部分に憶えるべきことを結びつけて、結びつけた状態を頭の中でイメージします。山、川、靴を憶えるのなら、頭に山のようなたんこぶができて、ひたいから水が流れ、目から靴が出てくるとイメージするのです。


 渡辺さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・感覚のうち、特に忘れられないのは、肉体的に五官に強く与えた感覚(非常に痛いとか非常においしい)と、心に強く受けた感覚(非常に悲しいとか非常におそろしい)です(p144)


・人の名前の覚え方・・顔で覚える方法・・椿本さん―大きな目からツバキの花が咲きました・・鈴木さんー鼻の穴に鈴をぶらさげてチリンチリンと鳴る。斎藤さんー広いひたいにサイのような角がはえている(p166)


・グレシャム(グレをとってグレン隊とする)・・・グレン隊が悪貨で良貨を駆逐している。グレン隊が悪貨(悪いお金)を持っている状態(p134)


記憶術の実際―早く覚えて忘れぬ法 (1961年)
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渡辺 剛彰
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【私の評価】★★★☆☆(70点)


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