「人を動かす言葉の戦略」プレジデント社
2015/05/21公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★☆☆(77点)
要約と感想レビュー
雑誌「プレジデント」から、「言葉」についてのテーマを集めた一冊です。雑誌のいいところは、多くの専門家のアイデアを一覧できることでしょう。
人を動かすためには、「言葉」が大切です。理屈がなければ人は納得しませんが、理屈だけでは人は動かないのです。情が伴ってはじめて、人は動くのです。
まずは、相手の話を聞くことを「意識」することから始めることでしょう。「何か最近外回りしていて気がついたことあるか?」「そうだ、おまえ最近なんか悩んでいることあるか?」などと話を聞くのです。そして、何でも自分から進んでやることです。あの上司は本当によう働くと部下が思ったら、自然に部下は上司の言うことを聞くのです。
・一つに集中する人間だけが、真に物事を成し遂げられる(p13)
私が一番気になったのは、交渉術のところです。日本人との交渉は大丈夫かもしれませんが、外国人との交渉は事前の勉強が必要です。常識のちがう相手と戦うのですから、戦略と準備が必要なのです。
アメリカでは、交渉では事前に専門家を雇って、徹底的に論点を洗い出し、交渉がどのように展開しても有利に進めることができるように準備するというのです。
・交渉の八割がたは、自分にほかの選択肢があるかどうかで左右されると私は思っています(黒木亮)(p189)
私も「プレジデント」を定期購読しています。雑誌も本と合わせて、情報収集手段として購読してみてはどうでしょうか。プレジデントさん、良い本をありがとうございました。
無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信) 3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 |
この本で私が共感した名言
・「○○さんはこうおっしゃっていますが」という言い方で承認を求めたことがあります。とたんに「おまえの意見はどうなんだ。○○さんが死ねと言ったらおまえは死ぬのか」と問い返されました(松永達也)(p61)
・親を養うことのできない人間は、どのようなことがあっても人生の成功者とは言えない(p32)
・松下幸之助は早い時期に、会社が発展したら、小学校から大学まで作り、五時間働いて、残る五時間勉強するような生活がずっと出来て、人が育つような会社というか、システムを作りたいと、夢を語っていた(p39)
プレジデント社
売り上げランキング: 741,357
【私の評価】★★★☆☆(77点)
目次
第1章 人を動かす「言葉力
第2章 「評価が瞬時に変わる」コメント練習帳
第3章 ここが間違い!あなたの「聞き方」
第4章 交渉に勝てる人、負ける人
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ
コメントする