「おバカ販促」米谷 仁
2015/05/20公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★☆(81点)
要約と感想レビュー
「おバカ販促」とは、お客さまとの共感づくりと印象を残すために【"おバカさ"に徹する】ということです。そして、効果的なパンフレット、ニュースレター、FAX‐DMを使っていくのです。本来は自分で試行錯誤するべきでしょうが、こうした本でアドバイスがもらえるとより効率的になるはず。50個もの実例付きで、サービス精神一杯です。
例えば、『ターゲットを絞り込む』のであれば、【手渡しDM大作戦】として接種場所へポリオ接種のために小さい子どもを連れてくるお母さんに、手紙と案内の入ったビニール封筒を直接手渡すと効果的だという。
・完全手書きニューズレター・・・店長個人の思いや個性を遠慮なく出している・・売り込みを一切していないこと(p85)
参考になったのは、DM(ダイレクトメール)のことろ。3回くらいにシリーズ化したほうが、効果的とのこと。もちろん、3回送る理由は事前にしっかり考えます。そして、ちょっとしたモノを同封すると開封率が上がるという。
そしてDM(ダイレクトメール)は、受け取る側にとっては不要なものであり、欲しくないし、読みたくもないのです。そうした人たちに読んでもらうためには、『ターゲットである人たちは何に興味あるか』を考えるしかないのです。
・『同封したコーヒーでも飲みながらパンフレットを ご一読いただき・・』と書いておきながら、入れ忘れて(笑)発送します・・大変なものを入れ忘れてしまいました・・・」(p129)
何事も試行錯誤の結果なんだな~、と実感しました。著者の試行錯誤を教えてもらえるのは価値あるものだと思います。米谷 さん、良い本をありがとうございました。
無料メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」(独自配信) 3万人が読んでいる定番書評メルマガ(独自配信)です。「空メール購読」ボタンから空メールを送信してください。「空メール」がうまくいかない人は、「こちら」から登録してください。 |
この本で私が共感した名言
・【お客さまの声】で信憑性を高める(p36)
・【名刺が勝手に営業する】・・・名刺を配るときに「ボクと相性が良さそうな人がいたら渡して」と、3枚一緒に渡すだけ(p150)
・黒板POP・・スタッフがカラダを張るPOP・・全店舗参加の『店頭POPコンテスト』を開催しました(p184)
【私の評価】★★★★☆(81点)
目次
第1章 チラシ編
「目にした瞬間の0.5秒で勝負は決まる」
第2章 リーフレット&パンフレット編
「手にしてもらうため『ココ』にエネルギーをつかう
第3章 ニューズレター編
「人の気配に乗せて惜しみなく情報発信する」
第4章 ダイレクトメール編
「捨てられずに開封率を高めるこのひと工夫」
第5章 名刺編
「開封率100%の効果抜群ツールを生かす」
第6章 POP編
「売上げ直結の販促ツールに磨きをかける」
第7章 メールマガジン&ブログ編
「売り込まず気軽にお客さまへ連絡する」
著者経歴
米谷 仁(よねや ひとし)・・・広告代理店デザイン室、印刷会社企画室を経て、1988年、米谷ヒトシデザイン事務所を設立。「売れるデザイン」「人が思わず反応する販促ツール」を研究。2010年1月、販促の精度を高めるために感動販促研究所を設立。現在、小売業、旅館・ホテル、エステサロン、システム会社、旅行代理店、保険代理店、不動産会社、観光協会など多くのクライアントの企画販促やクリエイティブコンサルティングを担当。執筆、講演なども含め全国で活動中。
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になったと思った方は、
クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ
コメントする