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「ディベートの達人が教える説得する技術 ーなぜか主張が通る人の技術と習慣」太田 龍樹

2015/04/20公開 更新
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ディベートの達人が教える説得する技術 ~なぜか主張が通る人の技術と習慣~


【私の評価】★★★★☆(82点)


要約と感想レビュー

 前半は、説得する技術、後半は、話し方の技術でした。まず、説得するためには、情報収集が必須です。今、得られる情報は、すべて集めましょう。


 そして、相手に合わせたロジックを考えます。相手に合わせるというのは、わかっていてもなかなか難しいようです。だからこそ、相手のことを徹底的に知ろうと思うべきなのです。


・「こまかい人」にはじっくり論理的に・・「おおざっぱな人」だったら、要諦だけ・・・自分の性格はひとまず置いておくこと。相手を見極め、相手に合わせることを優先するのだ(p60)


 ある人は、ポイントと根拠だけを教えて欲しいと考えている。また、ある人は、すべてのデータを分析した結果と、結論に至る理由を求めている。人によっては、そもそもこの検討を行う意味があるのか、と聞いてくるかもしれないのです。


 そこまで深く考えつつ、相手に合わせるということです。世の中には、いろいろな人がいるのであって、自分だけが正しいと考えてはいけないのです。だから、自分の口をつぐんで、相手の話を聞きましょう。


・人間はきわめていい加減な生き物である・・・「自分と他人はまったく違うものなのだ」という前提があるから、人を疑うことができるし、疑わなければならないのである(p14)


 極端に言えば、合わない人とは合わないのです。そうしたことを理解しつつ、最大限の努力をすることが大事なのでしょう。太田さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・なにか主張を通そうと思ったら、まずは冷静に情報収集をすべきである(p37)


・「びっくり話法」・・・「営業っていうのは、お客に絶対、頭なんてさげちゃいけない・・「話上手になりたいなら、しゃべるのをやめなさい・・(p69)


・「そもそも○○とは,いったいどういうことなのか?」と問うことを覚えてほしい(p40)


・私は大学で教えるとき、学生の様子を見ながら講義を進めていく・・だいたい90分の授業なら3部構成にすべきだと考えている。30分1本勝負(p83)


・失敗というのは、自分が失敗と認めてやめたときが失敗なのだ。失敗することによって経験をつんで、より新しいことができる。それは失敗ではなくて成功へのプロセスだ。(本田宗一郎)(p23)


ディベートの達人が教える説得する技術 ~なぜか主張が通る人の技術と習慣~
太田 龍樹
フォレスト出版
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【私の評価】★★★★☆(82点)


目次

Prologue なぜ、言い負かすほどに支持されるのか?
1 人から支持される話し方はどこが違うのか?
2 「主張が通る人」はどこが違うのか?
3 確実にターゲットを落として勝利する方法
4 本番でスグに使えるワザを大公開!
5 話術を完成させる非言語テクニック
6 1人で鍛える話術実践トレーニング!
Epilogue 話術を最大に生かすために



著者経歴

 太田龍樹(おおた りゅうき)・・・ザ・エンターテインメント・ディベートBURNING MIND代表。ソニー生命ライフプランナー。1972年東京生まれ。1989年、桐蔭学園高校在学中に観た深夜番組がきっかけでディベートに興味を持ち、明治大学法学部在学中に、ディベート団体BURNING MIND(バーニング・マインド)を設立。本職は、ソニー生命保険株式会社で、コンサルティング営業。


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