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「灯し続けることば」大村 はま

2015/02/15公開 更新
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灯し続けることば

【私の評価】★★☆☆☆(66点)


■国語教育を研究している著者の一冊です。


 教師とは人を育てる仕事です。


 教師自身が成長していないと
 人を育てるのは難しいのでしょう。


■先生によって生徒が全国大会で
 優勝したりします。


 生徒の能力も大事ですが、
 教師の能力による差は
 もっと大きいのでしょう。


 大村さん、
 良い本をありがとうございました。


───────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・教師は、ほめる大切さと、
 ほめる種をまく大切さを並べて、
 いえ、種をまくことのほうを
 重く心にとめておきたいものです(p31)


・いくらベテランであっても、
 研究する態度を失った教師は、
 どんなに優しい声や手練手管
 (てれんてくだ)を使ってみても
 子供の気持ちをつかめません(p33)


・自分が明るく平静な気持ちのときには、
 言うべきことをぴしっと言えるでしょうが、
 そうでないときは慎むべきだと思います。
 自分が自分らしくないときに小言を言うのは、
 こわいことです(p43)


・普通の子どもは、友達みんなの前で
 失敗したり恥をかいたりしたら、
 気が滅入って二度としたくなくなるでしょう(p57)


・いかに言い訳しても、
 子どもがだめなのは、
 教師の不始末によるのです(p66)


・持っている力というのは、
 使い切ったときに
 伸びるもののようです(p80)


・「少しよくしたい」と意識して
 やっていくと、少しずつ
 成長していくもののようです(p145)


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【私の評価】★★☆☆☆(66点)


■目次

今日の新たな一滴が要るのです
熱心結構、いい人あたり前です
教師は、大いに尊敬されていい職業です
「カンカンで、誰かの手が止まりましたか」
子どもの目に映る顔であることを意識していたいものです
熱心と愛情、それだけでやれることは、教育の世界にはないんです
したことの悪さより、しかられた傷のほうが大きいということはないでしょうか
種をまくほうが大切です
教師として老いないために、研究授業をしていました
伸びようという気持ちを持たない人は、子どもとは無縁の人です


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