「東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法」山口真由
2015/02/10公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
私の勉強法と似ているなあ~という印象の一冊でした。私の勉強法は、3回問題集を解くというもの。一方、東大で司法試験に合格し、大蔵省入省の著者は7回読むというものです。
勉強時間もはんぱありません。司法試験を受験するときには、一日14時間勉強していたという。ハーバード・ロースクール(LL.M.)に留学しているときは、どれくらい勉強したのでしょうか。
・中学生のときは4時間、高校生のときは5時間、大学受験のときは10時間、司法試験を受けるときは14時間一日のうち、おおよそこれだけの時間を、勉強に割いてきました(p16)
彼女は、勉強好きではありません。勉強は楽しくないからこそ、短時間で終わらせよう、という考え方なのです。
だから、試験で落ちる恐怖感がハンパないのだというのです。司法試験の口述試験前には、一日19時間を2週間、勉強し続けたといいます。これでいつ寝ているのでしょうか。
・勉強は楽しいものではなく、努力が必要と心得る。楽しくないからこそ、最短距離で目的を達成しようという動機が生まれる(p41)
勉強法が確立されれば、あとはどれだけやるか、ということです。だれでも7回読めば、覚えるよなあ・・・。それをやれるかどうかが問題なのでしょう。山口さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・目標設定をするときは毎回、「たぶん、できる」と思えます・・・コツコツ積み重ねてきた数々の成功体験がもたらしたものでしょう(p21)
・どんな分野のどんなテキストであれ、軽く読み流すという作業を7回繰り返すだけ。いたってシンプルなんです(p36)
・間違いを気にせず、「ひたすら解く」・・・問題を通して知識を覚えるとともに、出題パターンを覚える作戦です(p78)
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【私の評価】★★★★☆(84点)
目次
「頭がいい人」がしていること
私の勉強ヒストリー
誰でもできる!「7回読み」勉強法とは?
努力とやる気を持続させる「メンタルコントロール術」
なぜ学ぶ?何を目指す?自分と向き合うと見えるもの
著者経歴
山口 真由(やまぐち まゆ)・・・:信州大学特任准教授・ニューヨーク州弁護士。1983年、北海道に生まれる。東京大学を「法学部における成績優秀者」として総長賞を受け卒業。卒業後は財務省に入省し主税局に配属。2008年に財務省を退官し、その後、2015年まで弁護士として主に企業法務を担当する。同年、ハーバード・ロー・スクール(LL.M.)に留学し、2016年に修了。2017年6月、ニューヨーク州弁護士登録。帰国後は東京大学大学院法学政治学研究科博士課程に進み、日米の「家族法」を研究。2020年、博士課程修了。同年、信州大学特任准教授に就任。
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