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「「ふつうの家族」にさようなら」山口 真由

2021/11/28公開 更新
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「「ふつうの家族」にさようなら」山口 真由


【私の評価】★★★☆☆(70点)


要約と感想レビュー

 現代の家族というものが、昔の家族のイメージと変わってきています。例えばアメリカでは1970年には、未婚の母のもとに生まれてくる子どもの割合は、11%に過ぎなかった。それが2016年には42%超となっています。日本では1970年には、未婚の母のもとに生まれてくる子どもの割合は1%に過ぎなかった。それが2016年には2%超となっています。日本もアメリカのようになるのでしょうか。


 また、アメリカでは親と子の関係は子どもが20歳となるまでです。子どもが20歳になれば、それぞれが大人の個人として自分で自立して生きていかなくてはなりません。日本のように、親の面倒を見るとか、親の介護の責任もなければ義務もないのです。日本と比べると、アメリカは年寄りに冷たい国といえるのでしょう。


 さらに最近はLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の権利を主張して、同性同士の結婚を認める国もあります。いずれも日本もそうなっていくのでしょうか。


 山口さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・留学していたときに私は、シングルマザーになる方法を真剣に考えていた(p22)


・キリスト教の価値観が社会を支配するアメリカにおいて、男同士の性行為は、法に触れるから罪というだけでなく、より深刻に「神に背く」から悪だとされてきた(p74)


・江戸時代までの日本の相続は、今でいう会社の『事業継承』と同じ。財産の帰属主体は個人じゃないの。家なのよ(p166)


・ネバダ州の裁判所に代理懐胎契約などの関係書類を提出・・・最高裁は双子の子どもたちを向井さんの「実子」と認めなかったのだ(p199)


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▼引用は、この本からです
「「ふつうの家族」にさようなら」山口 真由


【私の評価】★★★☆☆(70点)


目次

はじめに
第1章 親子
第2章 結婚
第3章 家族
第4章 老後
第5章 国境
おわりに



著者紹介

 山口 真由(やまぐち まゆ)・・・:信州大学特任准教授・ニューヨーク州弁護士。1983年、北海道に生まれる。東京大学を「法学部における成績優秀者」として総長賞を受け卒業。卒業後は財務省に入省し主税局に配属。2008年に財務省を退官し、その後、2015年まで弁護士として主に企業法務を担当する。同年、ハーバード・ロー・スクール(LL.M.)に留学し、2016年に修了。2017年6月、ニューヨーク州弁護士登録。帰国後は東京大学大学院法学政治学研究科博士課程に進み、日米の「家族法」を研究。2020年、博士課程修了。同年、信州大学特任准教授に就任。


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