「相手が"期待以上"に動いてくれる! リーダーのコミュニケーションの教科書」沖本 るり子
2014/09/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
■著者の経歴がすごい。
江崎グリコ→商社に転職→
30代で取締役→会社倒産。
倒産前の社内は
コミュニケーションが
最悪だったそうです。
部下とのコミュニケーションを
改善し、成果が出始めたときに、
会社が倒産してしまったとのこと。
・私は部下に任せず、1人であれもこれも
やってしまい、部下が自分で考える場を
与えていませんでした(p165)
■仕事が忙しいと、どうしても
・自分で仕事をしてしまう。
・部下に指示を出すだけ
ということはよくあるのだと思います。
私もその気持ちはよくわかります。
ただ、忙しいからこそ、
部下に任せるということ。
これができなければ、
部下は育たず、
仕事は忙しいままなのです。
・忙しいからこそ、
部下を巻き込み、
仕事を任せる(p32)
■優秀な人ばかりであれば、
こんな悩みはないのでしょう。
しかし、そんな職場はありません。
いろいろな人の力をうまく活用して、
組織としての最高の結果を出すのが、
上司の仕事なのでしょう。
沖本さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・部下に自分で考え、行動してほしいのなら、
目的を明確に伝えることを怠らないこと(p85)
・部下が自分で考えることが大切・・・
「ええ?まずはあなたの考えを教えて・・・」
「私だったら○○をするけど、
この考えについてはどう思う?」(p129)
・ホワイトボード(模造紙)の活用
会議で出た発言・意見は
「すべて」書き留めましょう(p157)
・フィードバックは、
「客観的な事実」を見て述べる・・
「・・先月と比べて半分ほど減っているよ」(p58)
・褒めたい思いを伝えたいのであれば、
「相手の行動(考え)」を観て、
そのままを伝えましょう(p62)
・「私メッセージ」・・・
「・・書類を出しっぱなしにされていると、
(私は)とても困るなあ。(p91)
・部下の仕事を1カ月サイクルで交代するように
したところ、一体感が生まれてきたのです。・・・
他の業務を知ることで、仕事全体のことを考えたうえで、
目の前の業務を処理するようになりました(p167)
同文館出版
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【私の評価】★★★☆☆(77点)
■目次
PART1 "できない部下"を"できる部下"に変える「リーダー」力
PART2 部下のやる気を育てる「観る」力
PART3 部下にきちんと伝わる「話す」力
PART4 部下が本音を話してくれる「聴く」力
PART5 自ら考える部下に育つ「質問」力
PART6 部下の行動力を高める「巻き込む」力
PART7 "期待以上"の成果を出す「職場改善」力
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