「仕事を「一歩先」へ進める力」生方 正也
2014/09/18公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
■日産自動車、コンサルティング会社に
勤務した著者が教える仕事の基本です。
自動車会社やコンサルティング会社に
勤務された方らしく、
なぜ、なぜ、なぜ
と考えるところが印象的。
問題解決こそが、
仕事に価値を与えるのです。
・何か問題が起きたら、
常に自分へ「なぜ?」と問いかけよう。
そこから、改善策が見えてくる(p98)
■面白いのは、後半、
いいがかりや、意味のない反論への
対応が出てくること。
何かを変えようとすると、
必ず反対する人がいます。
そういう人に限って話がうまい。
もっともらしいことを言って、
邪魔をするのです。
著者も苦労したのでしょう。
・極論の話を進めたがる人に対しては、
一言「将来のことは誰もわかりませんから、
確実かどうかではなく、可能性が高いかどうかを
考えませんか?」と言い添えてみてください(p164)
■常に仕事を良くしていこう!
という姿勢を学べる一冊でした。
仕事の改善に終わりはないのですね。
生方さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・締切ギリギリで最初のアウトプットを
作るのはよくない・・・
最初のアウトプットは、それほど質に
こだわる必要はありません(p29)
・「自分だったらどうするか」
と考えることを
習慣づけてください。(p33)
・指示する側は、「これくらい言っておけば、
他のこともやって当然だろう」と思ってしまいますから、
言葉通りにとらえると期待外れの
結果になってしまいます(p49)
・意味のない反論の1つとしてあげられるのが、
「必ずしもその主張は言い切れない」というものです・・・
一見鋭い反論のように聞こえます。しかし、
議論を進めるという点から見れば
まったく意味のない指摘です(p171)
・目的達成のために
何が必要かを地道に考える(p187)
・どんな仕事でも必ず
振り返る習慣をつけておこう(p190)
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【私の評価】★★★☆☆(74点)
■目次
第1章 考える基本姿勢を身につけよう
第2章 何事も目的を押さえることから
第3章 正しい状況のとらえ方
第4章 問題を乗り越えるための「なぜ?」
第5章 言いたいことを上手に伝える方法
第6章 生産性を高める対話の技術
第7章 次につながる仕事のマネジメント法
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