「「あの人の部下になりたい!」と言わせる本」佐藤 寛
2014/07/31公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
要約と感想レビュー
■良い上司と言われる人の特徴を、
一般化して教えてくれる一冊です。
一般に言われるのは、
良い上司は、何度も伝える。
大義名分を掲げる。
方向を示して、考えさせる。
認めて、褒めてあげる。
上司のみなさん分かっているのに、
実際対応するにあたっては
苦労されているようですね。
・人を使うのがうまい上司とは、大義名分づくりがうまい上司である(p34)
■また、人を使うのがうまい人は、
部下のレベルにより
やり方を変えるようです。
はじめは指示をする。
次は背景を教えて一緒に考える。
そしてある程度能力のある人には、
自分で考えてもらう。
最後は、任せる。
これがまた、わかっているのに
実際そうすのは難しいのですね。
・企業というのは、違うタイプの人間-一人として同じ人間はいない-がそれぞれ我慢しあいながら、自分の人生をかけて目標達成へと努力していく集団である(p208)
■この本を読めば、
良い上司の特徴がわかりますが、
読めばよい上司になるわけではないでしょう。
ただ、読まないよりはましだと思います。
読んでは試して、改良して、修正して
自分のスタイルを作り上げるのです。
佐藤さん、
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・リーダーシップとは、上司の「あるべき態度」ではなく、「とるべき行動」である(p136)
・私が他者に干渉しないなら、彼らは自分のことは自分でする。私が他者に命令しないなら、彼らは自分で行動を起こす。私が他者に説教しないなら、彼らは自ら進歩していく。私が他者に押し付けをしないなら、彼らは自分自身になる(p9)
・「引き型の管理」とは、管理する側が一歩下がって相手を立てるやり方である。部下に自由に見させ、知らせ、手にとらせる。さらに、話をよく聞き、ほめて、感謝する(p26)
・借りをつくるなよ。・・・つくるなら貸しをつくれ(p46)
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【私の評価】★★★☆☆(72点)
目次
第1章 人を使うのがうまい上司、下手な上司
第2章 人を快く動かす原理原則を知っておこう
第3章 部下をうまく動かす8つのコツ
第4章 自分を知れば達人上司への道が開ける
第5章 部下のレベルに合わせたリーダーシップをとろう
第6章 部下の行動傾向に合わせた活性法とは
第7章 使いにくい部下をどう使うか
第8章 達人上司の極意を知る
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