「「人儲け」できない人生ほどつまらないものはない!」吉田潤喜
2014/06/25公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(85点)
■アメリカで和風「ヨシダソース」を売っている
吉田さんの一冊です。
最初は、カラテを教えていましたが、
プレゼントで喜ばれた和風ソースを
売り始めたのです。
「そんなの商売にならない」という声を無視して、
ただ、必死にやっていたら、
億万長者になっていた、ということです。
・空手道場でせっせとソースを手作りして、
これまた手で瓶に詰めて、それを売っていた。・・・
「1本でも多く売りたい」と必死で毎日頑張っていたら、
いつのまにか、本当に気がついたときには
うまくいっていたのだ(p30)
■吉田さんは、あまりの頑張りで
気が付いたら病院のベッドで寝ていた
ということがあったらしい。
人は簡単に「必死」といいますが、
吉田さんの「必死」は、
本当の意味での「必死」なのです。
必死に行動し、
必死に考える。
創業というのは、
そういうことなのでしょう。
・「この問題をどうやって解決したらいいだろう・・」
「会社の苦境をどうやれば乗り越えられるだろう・・・」
と死ぬ気で考えたとき(本当に死ぬ気で考えたとき)、
必要な戦略が浮かんでくるのだと、僕は思っているし、
実際そうやってきた(p101)
■経営においては、
日本とアメリカという差はありますが、
やはり人の問題が大きい。
ビジネスにおいては厳しさが必要。
でも、人間としては、それぞれの
尊厳という意味で譲れないものがある。
「えばっちゃいけない」
「なめられちゃいけない」
最後には、人間として
良い関係を持てる「人儲け」が
できるかどうかなのでしょう。
・立場の上下とか、お店のスタッフと客、
お金持ちと貧乏人など、どんな関係においても
「相手をナメる」「人をバカにする」というのは
最低だといつも思っている。(p191)
■創業者ならではの、
シンプルなアドバイスでした。
アメリカのチャレンジ精神も
伝わってきました。
吉田さん
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・あなたが自分の夢を死ぬ気で信じ続ければ、
必ずその夢を一緒に見てくれる人が現れる(p34)
・成功している人というのは、
100個のいろんなアイデアを持っていて、
それを次々に繰り出す人だ。・・・
1個目のアイデアが成功するか、失敗するかなんて、
悩んでいたって仕方ない。(p37)
・僕はマットを・・グループ社長に昇格させた・・・
僕が一番感心したのは、役職が変わり、
立場が変わり、収入が大きく変わっても、
その人柄と仕事ぶりがまったく変わらなかったことだ(p57)
・「これはもうダメだ」と思えるような大きなピンチが
一度や二度は必ず訪れる。
でも、そこで覚えておいて欲しいのは、
目の前の扉が完全に閉まっていると感じられるときでも、
ちょっと横を向いてみれば、
必ずどこかの扉が開いている、ということ(p137)
・そのお坊さんは「オーラは周りの人がつくってくれる」
というシンプルな言葉で教えてくれたのだ(p155)
・アメリカに来て思うのは、とにかくみんな
自分の人生を生きていて、いい意味でも悪い意味でも、
あまり周りのことを気にしない、ということ(p176)
・4人も5人もの人がハンコを押していたら、
その責任が誰にあるのかさっぱりわからない。・・・
結局、誰にとっても真剣勝負ではないのだ。
その点、欧米ではたいてい1人のサインによって、
物事は決まっていく。(p64)
こう書房
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【私の評価】★★★★☆(85点)
■目次
第1章 「自分の生き方」を愛せる人になれ!
第2章 仕事は真剣勝負 「ケンカ・スピリット」でやるからおもしろい!
第3章 人生を生き抜くエネルギーは「ポジティブ・リベンジ」
第4章 減点主義からの脱却 アメリカから学んだ「チャレンジ精神」
第5章 人に「ナメられる」のが一番嫌い! だから人を大事にする!
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