「大賀典雄 孫正義 感性の勝利」佐藤 正忠

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大賀典雄 孫正義 感性の勝利

【私の評価】★★★☆☆(70点)


■平成7年のソニーの大賀会長と
 ソフトバンク孫社長の対談です。


 大賀会長はCDを世に出して、
 ソニーを大きくし、
 社長を出井さんにバトンタッチしています。


 当時、ソニーはCDからMD、
 そしてDVDに移行しようとしてる時代。


 歴史を見ると、音楽の媒体はCDから、
 単なるデジタルデータとして
 ダウンロードされることになります。


 しかし、ソニーはCDを捨てる感性
 持つことができなかったのです。


・感性のない人をいくら磨いても光るものではありません・・
 ところが現実はどうかといいますと、感性を持った人を
 逆に会社がつぶしてしまうケースが多いですね(大賀)(p13)


■孫社長は当時39歳で、5000億円ほどかけて、
 コムデックス、ヤフーなどに投資をしています


 その後の歴史を見れば、
 ヤフーBBのADSLサービスや
 ヴォーダフォン買収を行います。


 人生計画どおり
 40代の一勝負に打って出たのです。


・20代で、自分の業界に名乗りを上げる。
 次に30代で軍資金を貯める。
 軍資金は現金で最低1000億円必要です。
 そして、40代で一勝負して、何か大きな事業に打って出る。
 50代でそれを完成させて、60代でつぎの経営陣に
 バトンタッチする(p128)


■ソニーは大賀さんまでは、既存の事業を
 破壊する商品を生み出すことができましたが、
 その後は、後継者がいなかった。


 一方、孫社長は、創業者として
 自分が中心となって既存の事業を破壊、
 新規事業を創造していく。


 ソニーが凋落しはじめる変曲点と、
 ソフトバンクが躍進する変曲点が
 奇妙に一致した対談だと思いました。


 佐藤さん、
 良い本をありがとうございました。


─────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・その頃私は、一日一つ発明しようと思い立っていましがた、
 結局一年間で250ほど実用新案的なアイディアを考え出しました。
 そのうちの一つが後にシャープさんに特許契約で
 ライセンスしました電訳機です(孫)(p41)


・大賀さん、経営というものがぼんやりわかってくるのに
 10年かかるんだ。あなたはいま20代。いまからスタートすれば
 30代で経営の何たるかがわかってくる。だからあなたは
 ここでスタートしなければだめなんだよ(盛田)(p69)


・企業というのは結局、人と人があやなして成り立って
 いるわけです。一人の力でできるものではない。
 と同時に、企画を決めるトップの能力でその会社の
 行方も決まります(大賀)(p85)


・社内の組織を10人以下のチームにわけて、
 それぞれのチームを一つのバーチャルカンパニー(仮想企業)
 と考えて、独立採算制を取り入れているんです(孫)(p156)


・出版部門が赤字を出して、六誌のうち五誌までが
 赤字になった時があるんです。その時に、各雑誌ごとに
 細かく分析して手を打ったら、半年後に五誌までを
 黒字に持っていくことができたわけです(孫)(p157)


発明には三つしかパターンがない・・・
 一つは問題解決法です・・・
 二つ目は、水平思考です。これは、丸いものを四角に・・
 三つ目は、組み合わせ法です(孫)(p163)


大賀典雄 孫正義 感性の勝利
佐藤 正忠
経済界
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【私の評価】★★★☆☆(70点)



■目次

プロローグ なぜいま「感性」が必要か―現代企業社会で生きる条件
第1章 「感性の原点」は何か―初めて語る「私を育んできたもの」
第2章 「人との出会い」が感性を育む―どんな人から影響を受けているか
第3章 逆境の時・決断の時いかに処すか―困難を乗り越えるための感性
第4章 「先」を読む眼を養う―勝ち残る人間はどこを見ているか
第5章 これから経営者には何が必要か―変革の時代に必要な戦略、思考術
第6章 未来をどう生きるか―経営者として、そして人間としての道


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