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「会社勤めでお金持ちになる人の考え方・投資のやり方」中桐 啓貴

2014/05/10公開 更新
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会社勤めでお金持ちになる人の考え方・投資のやり方 NISA 対応

【私の評価】★★★★★(90点)


■私もお金は投資していますが、
 あまりリスクは取らないようにしています。


 会社勤めとすれば、
 仕事を通じて成果を残すことが
 最大の目標であるべきで、
 投資ばかり考えている時間はありません。


 そんな人にぴったりの
 投資アドバイスの本でした。


・まずは、「期待資産額」を計算してみましょう。
 期待資産額=年齢×世帯収入(税引前)÷10・・・
 例えば現在40歳で世帯収入が夫婦で1000万円なら、
 4000万円の資産があるべきだということ・・(p10)


■この本の基本は、
 月5万円で10年間株式を中心とした
 リスクの高い積立投資を続ける。


 10年間立ったら、すべて解約して、
 安定収入が期待できるファンドに移す。


 そしてまた同じように月5万円の
 積立投資を始める。


 邱永漢さんが、株式を買って、
 倍になったら半分は売却して、
 半分は持っておくと言っていたのを
 思い出しました。


 リスクの高い商品は、
 現金化のタイミングが大事なのです。


・1 まず10年間を目標に・・・積立投資をはじめる
 2 10年経ったところで、全部売却してその売却代金は
   安定した絶対収益型ファンドに移しておく
 3 そしてまた次の10年間、ゼロから積立投資・・(p196)


■10年間、積立投資を続けるというのは、
 機械的に継続できるのが良いと感じました。


 投資のことを考えなくても、
 勝手にお金が貯まっていく。


 仕組みが良いと思います。


 中桐 さん、
 良い本をありがとうございました。


─────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


株式投資はギャンブルではないですが、
 デイトレはギャンブルであると
 私はいい切ります(p100)


・短期で儲けたお金は短期で出て行く。
 長期で儲けたお金は長期で出て行く。(p118)


・2008年に誰もが想定外だったリーマン・ショックが起こり、
 100年に一度の下げ幅を記録しました。そのときでも、
 積立投資している人には安く買えるチャンスなので
 このまま継続をしてくださいとアドバイス・・(p178)


・10年間、毎月5万円の積み立て投資によって、
 600万円が1100万円になりました。ここで、
 絶対にやってはいけないのが、その利益500万円で
 高級自動車を買ってしまうことです(p194)


・60代以降の人には、退職金等の有効活用や
 「自分年金」という観点から、低リスクかつ
 分配金に着目したポートフォリオを考えてみました。
 J-REIT25%、債権75%・・分配金がご不用の人は
 J-REITの代わりに株式を組み入れると良いと思います(p220)


・出資(株式を買う)するからには、株主としては
 最低国債の金利プラス5%~20%ぐらいのリターンを
 最低限見込めないとリスクに見合っていません(p64)


会社勤めでお金持ちになる人の考え方・投資のやり方 NISA 対応
中桐 啓貴
クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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【私の評価】★★★★★(90点)

■目次

第1章 会社勤めでもできる7つの投資
第2章 株式会社のしくみがわかれば、株は怖くない
第3章 あたりまえだけどなかなかできない株式投資のルール
第4章 投資をする前に知るべき法則
第5章 この基本を知らずに投資信託を買うな
第6章 NISA(ニーサ)とは
第7章 積立投資で着実に1億円をつくる方法


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