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「チームの「やる気スイッチ」を入れる5つの方法」徳永 拓真

2014/05/09公開 更新
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チームの「やる気スイッチ」を入れる5つの方法  自ら動き出す自立型スタッフの育て方 (角川フォレスタ)

【私の評価】★★★☆☆(75点)


■整骨院、訪問介護、中古車販売などを
 手がける徳永さんの一冊です。


 これだけ手広く商売できるのは、
 人を育てることができたからです。


 しかし、一時期、社員が
 半分辞めてしまう、
 ということがありました。


・1年で社員の半分が退職し、一時的に売上も半分以下に
 なってしまったのです・・・その根本的な原因は、
 私のコミュニケーション不足、さらに本当の意味での
 深く密なスタッフとの関わりを怠ったことです(p204)


■何事もコミュニケーションなのですね。


 徳永さんは、人の成長に合わせて
 部下と対話をしています。


 まず、与えられた仕事だけやればいい
 というレベルの人には、
 何が自分の価値観なのか確認します。


 なにが、その人のやる気を出すのか、
 一緒に探すのです。


情熱の「キーワード」を見つけるための
 キーワードを1000個考えてもらう(p84)


■次の段階は、リーダーになれそうな人です。


 やる気はありますので、
 リーダーとして足りないものは何か。


 リーダーになったらどうするか。


 そして、試験的にリーダーをやってもらう
 仕組みを作るのです。


・期間限定で仮のリーダーおよび仮のサブリーダーの
 ポストを設け、そのポストに意中のスタッフを
 就けます・・・重要なことは、チャレンジ期間終了後は
 必ず今の仕事に戻ることを伝えるのです(p158)


■最終的には、コミュニケーションなのだと
 思いました。


 そして、その人を育てようという気持ち。


 徳永さん、
 良い本をありがとうございました。


─────────────────────────────


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


部下に期待するより、頼りにしよう!(p26)


・「すべての責任は自分にある」と考えるようになってから、
 スタッフに素直に謝れるようになりました(p32)


・このステージにいる人たちは、
 給料の対価は自分が会社に対して提供している
 労働時間だと思っています・・・(p117)


・その市場の動向について最新の情報を得るための
 ネットワークをどのように作っていくかを
 考えることも重要です(p142)


チームの「やる気スイッチ」を入れる5つの方法  自ら動き出す自立型スタッフの育て方 (角川フォレスタ)
徳永 拓真
KADOKAWA/角川学芸出版
売り上げランキング: 159,565

【私の評価】★★★☆☆(75点)

■目次

序章 「スタッフはやる気がなくて当たり前!」からはじめよう
第1章 「お金」と「人間関係」で運命の9割は決まる
第2章 一生で一番重要な鍵を握る"情熱のキーワード"を見つけてもらう
第3章 自分の独自性とポジションを明確にしてもらう
第4章 自分の結果よりも、チーム全体のことを考えてもらう
第5章 コミュニケーションの場を設ける


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