「Happiness幸福の探求」マチウ リカール

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Happiness幸福の探求―人生で最も大切な技術

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■フランス人ながら35年間チベット仏教僧として
 修業をしてきた著者の一冊です。


 幸福についてよく調べているな、
 という印象でした。


 私たちは、まず、幸福とはなんなのか、 
 しっかり理解しなくてはなりません。


 子どものような欲望のままに欲していれば、
 それは欲望の虜になっているということでしょう。


 つねに、これは自分を幸せにするのかどうか、
 問いかけることが大事です。


・フランスの作家で批評家のバルベー・ドールヴィイは、
 「快楽とは狂人の幸福であり、幸福は聖人の喜びである」
 と書いている(p55)


幸せとは、心の状態です。


 その心というものを
 よく知らなくてはなりません。


 欲望とエゴのある心。


 それを否定するのではなく、
 うまくコントロールして、
 自分の幸せのために整理するのです。


・心の内側を観察することこそ
 学ぶべき重要なことである(p45)


■チベットにとって中国の侵略が
 決定的であったこともわかりました。


 チベット仏教という素晴らしい宗教があっても、
 軍事力にはかなわないということです。


 日本も中国に侵略されないことを
 願います。


 リカールさん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・人は誰でも幸せになりたいと願う。
 だが、幸せになるには、まず
 幸福が何なのかを理解する必要がある。
   ジャン・ジャック・ルソー(p21)


・いい人生とは、自分が専門とすることへの
 完全なる没頭を特徴とする
   ジャンヌ・ナカムラとミハリ・チクセントミハイ(p299)


・エゴという拘束衣に閉じ込められているという状況は、
 自分のことだけで精一杯という心の傾向から抜け出せない
 状況である。微々たることで挫折し、当惑し、意気消沈する。
 成功、失敗、希望、心配などに取りつかれることで、
 幸福はどんどん遠ざかる(p123)


・自分の苦しみの原因を自動的に
 他人に責任転嫁するのは、
 間違いなく不幸な人生への直線コースである。
 反対に、世界を変えたければ、
 自分の心を変えるしかない。それが真理である。(p134)


・アンドレ・コント・スポンヴィルによれば、
 「賢者というのは、期待も希望もしない。なぜなら、
 賢者は完全に満たされているので、何も欲求がないのである。
 何も欲しくないので、完全に幸福なのである」(p73)


・生じた感情を自由に外に出すのが妨害されるのは、
 時限爆弾を心の隅に置いておくようなもので、
 当座しのぎの不健康な解決法でしかない。
 抑圧された感情は、精神的、肉体的に
 深刻な損傷を与える・・・(p156)


・訪問者は、過去の不運と将来の不安をありったけ並べ立てた。 
 その間、老賢者は沈黙したまま、床に置かれた小さな火鉢の上で
 ジャガイモを焼きながら聞いていた。・・・
 「もはや存在しないものや、未だ存在しないものを
 気に病むことに、意味があるだろうか」と質した(p206)


・欲望、嫉妬、高慢、攻撃、強欲等の激しい感情に
 心が取りつかれたら、おだやかで平和な情景を
 思い描こう
(p351)


Happiness幸福の探求―人生で最も大切な技術
マチウ リカール
評言社
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【私の評価】★★★☆☆(79点)

■目次

第1章 幸福に関する名言
第2章 幸福は人生の目的か
第3章 両面の鏡 内から外から
第4章 見せかけの友
第5章 幸福は可能か
第6章 苦しみの錬金術
第7章 エゴのベール
第8章 自分の考えが一番の敵になるとき
第9章 感情の川
第10章 厄介な感情とその治療法
・・ほか


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