「並外れたマネジャーになる80対20の法則」リチャード・コッチ
2014/04/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(81点)
■いつも忙しそうにしているグループの
課長が変わったら、
残業がなくなったということがありました。
同じ仕事をしているのに、
なぜこんなに差が生まれるのか。
それは、
何を優先させ、何の手を抜くのか、
はっきりさせているからです。
・毎日、優先課題を一つだけ選び、真っ先に取り組む(p196)
■定例の仕事は、部下に任せる。
課長は、グループの課題に集中するのです。
そうすると、普通の人からは、
大きな課題だけに集中してもらっては困るという
意見も出るでしょう。
そんなことだから、
普通の人は普通の結果しか生み出せないのだ、
と言いたくても言ってはいけません。
じっくり説得していきましょう。
・マネジャーが大事な課題だけに集中するのを妨げるものは多い。
大事な課題に時間をじっくり取り、心を平静に保ち慎重に
事にあたるには、過去を断ち切り、全員とはいわないまでも
大多数の同僚とは一線を画す覚悟が必要だ(p185)
■この本を読んで、
自分が目指している仕事のスタイルと
似ていると感じました。
実際には
大事なことを大事にすることは
普通の人には許しがたいことですので、
同僚の納得と協力が必要だと思います。
コッチさん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・世界の全上場企業の0.25%未満の企業が時価総額の約50%を占め、
本の0.2%が売り上げの約半分を占め、医薬品の0.1%が
製薬業界の売り上げの半分以上を稼ぎ出している(p39)
・80対20の法則にしたがえば、
決定的に重要なごく少数の案件以外は、
できるだけ下の人間に決定を委ねるべきだ。(p131)
・強い関心を示し、面談にこぎつけられる顧客だけに
アプローチします。
事前に相手のニーズを調べ、一つか二つの商品を売り込み、
その後は聞き役に徹します。わたしが間違っていたら、
素直に引き下がります。でも、たいていは
勧めた商品のうちの一つは買ってもらえます(p188)
・仕事には二種類ある。
第一は、地球の表面かその近くにある物事の位置を変えること。
第二は、そうしろと他の人に指示することだ。(p238)
・投資家のウォーレン・バフェットは、
純資産が500億ドルにものぼるが、
その大半をもたらした重大な決断は10個にも満たない、
と語っている(p241)
・こう考えよう。
誰よりも高いレベルで、誰よりも少ない努力で
達成できる価値あることは何か。(p268)
・幸せを探すこと自体が間違っている。
幸せは、探すのをやめたとき、我を忘れて
何かに没頭して意義を見出した瞬間に訪れるのだから(p154)
・大事なのは人だ。
人間を理解する基本的な力を養わないと、うまくいかない。
そして、人は、自分に関心をもってもらえれば
頑張るものなのだ(p104)
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【私の評価】★★★★☆(81点)
■目次
第1部 質問―途方に暮れていないか
第2部 答え―八〇対二〇マネジャーになるための一〇の方法
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