「新装版 楽して幸福を手に入れる 80対20の法則 生活実践編」リチャード・コッチ
2013/06/10公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
■ビジネスマンの常識「80対20の法則」です。
日本では、QC活動などでパレート図を作ることで、
実践されている考え方です。
それは20%の項目が、
全体の80%を占めているということ。
不具合の原因の20%を解決すれば、
不具合の80%はなくなるのです。
・魔法の20%に二倍の時間を費やし、
残りはそれほど時間をかけない方がずっといい。
そうすれば労力を60%減らして、
成果を60%増やせる(p106)
■私は、
「1円の仕事と10円の仕事と100円の仕事がある」
と良く言います。
1円の仕事を20個処理しても
20円にしかなりません。
それなら、なんとかして100円の仕事を1個する。
10円の仕事を4個、1円の仕事を15個すれば、
155円の仕事をしたことになるのです。
1円の仕事の中には、
必ずやらなくてはならないものがあると思いますが、
できるだけ減らし、単価の高い仕事に回すべきでしょう。
・経営コンサルタントをやめ、気ままに生きることにしたのだ。
充実した生活を送るには、ある程度の「仕事」も必要だが、
人生のために仕事があるのであって、
仕事を主にはしないと心に決めた。
それ以来・・わくわくしないことは一切していない(p7)
■人生は短いのですから、
最善の20%、最良の20%に集中すべきなのでしょう。
その20%は人それぞれ違いますので、
自分で考えるしかないようです。
コッチさん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「やるべきこと」のリストを捨てて、
「やめるべきこと」のリストをつくろう(p63)
・私はスペインに家を持っていて、数カ月に一度、
滞在することにしている。仕事のしがらみから離れ、
思索にふけり、執筆に集中するためだ(p197)
・毎月の収入と支出をグラフにして、壁に貼る。
出費を減らし、収入を増やす励みになる・・・
投資収益で毎月の出費が賄えるようになるのはいつかを知る。
それが経済的に独立する日だ。(p149)
・日常生活を劇的に改善する方法をお教えしよう。・・・
ありがとうと言う。感謝の気持ちを示す。愛情を表現する。
朝日や夕日を見る。動物や植物の世話をする。
顔見知りや通りすがりの人に笑顔で挨拶する。
誰にでも親切にする。美しい場所を散歩する(p43)
・一生得する習慣の例・・
毎日の運動・・
毎日の頭の運動・・
毎日ひとつ他人のためになることをする・・
毎日の瞑想、黙考・・(p46)
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【私の評価】★★★★☆(83点)
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■目次
第1部 はじめに
第1章 大きな考え方
第2章 労力は少なく、成果は多く
第3章 時間はわが手に
第2部 生活そして人生に生かす八〇対二〇の法則
第4章 強みの二〇パーセントに絞る
第5章 仕事と成功を楽しむ
第6章 お金の謎を解く
第7章 八〇対二〇方式の人間関係
第8章 すばらしきシンプル人生
第3部 実現に向けて
第9章 節約型のポジティブな行動パワー
第10章 八〇対二〇方式の幸せ計画
終わりの言葉
読んでいただきありがとうございました!
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