「「不快感」がスーッと消える本」佐藤 達三
2013/12/01公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(75点)
■天上天下唯我独尊」
(てんじょうてんげ・ゆいがどくそん)・・・
お釈迦様は、生まれた時、
こう言われたといいます。
自分は世の中で最も尊い。
実は、これが本質ではないのでしょうか
・常にあなた自身が本質を忘れることなく自覚し、
その立ち位置から現代社会特有の仕組みや流れに
身を置くという姿勢が、
本来の無敵なあなた自身にとって
何よりも大切なことでしょう(p101)
■この本では、
唯一の尊いあなたが、
なぜ傷つき、不快な気持ちになるのか?
と問いなおします。
わたしたちは、過去の経験から、
ちょっとしたことで
「自分はダメだ」
と思ってしまうように
仕向けられていることがわかります。
これは、長年、
否定され、拒絶された
私たちの心の自然な反応なのでしょう。
・「嫌われたらどうしよう」
「受け入れてもらえなかったらどうしよう」・・
こういう感覚がある方は必ず、
過去になにかしらの物事に対して、
拒絶と悲しみの感情を生み出したことがある方です(p81)
■悟りとは、そうした思い込みを脱し、
本来の尊い自分を発見することです。
自分はすばらしい。
他人が何といおうと、
自分を傷つけることはできない。
それが真理であり、
忘れてはならないことなのでしょう。
佐藤さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・あるようで本当はないもの。無いようで自分で
簡単に作り出せてしまうものが、
あなたが今まで頑なに手放さずに持ち続けていた、
概念や価値観の正体です(p76)
・あなたの本質は何の概念も価値観も存在しない、
自由な存在です。にもかかわらず、わざわざ概念や
価値観という、あなたの本質とは異なる狭い枠を
無理にあてがうことによって、あなたの本質との
間に絶えず生じる違和感が、不快感の始まりなのです(p77)
・傷つくというのは物事に対して傷ついているのではなく、
自分自身が生み出した感覚や感情によって、
自分で自分を傷つけている状態です(p113)
・人生の大黒柱を選ぶうえでとても大切なものは、
"感謝"と"愛情"です(p141)
【私の評価】★★★☆☆(75点)
■目次
第1章 初めはみんな純真無垢だった
第2章 ある時から不快感が生み出され始める
第3章 ある時から不快感が積み重なり始める
第4章 ある時からそれが本当の自分だと思い込み始める
第5章 物事がうまくいくしくみ、うまくいかないしくみ
第6章 でもそれは、本当は最初からなかったものです
最終章 人生の幸せは、何かを付け加えることではなくまず手放すこと
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