「ストレスをためない技術」松島直也
2013/11/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(84点)
要約と感想レビュー
ストレス初心者向けの本ということで、お勧めの一冊です。社会に出るといろいろストレスにさらされます。そうしたストレスへの対処法を持っていないと大変なことになってしまいます!
まずは、自分のストレスレベルを把握することです。体調が悪くなってくると、自分はどうなるのか。過去の体験を振り返ってみましょう。表情が変わるのか、姿勢が変わるのか、口調が変わるのか、何か特徴があるはずです。
・「自分なりのストレスサイン」を把握しておけば、
それだけ対応もしやすくなります(p40)
ストレスレベルがわかれば、対処の方法も見えてきます。この本では、「よける」「ひねる」「受け止める」という三つのストレス対処法を紹介しています。
「よける」というのは、ストレスの原因を遠ざけるということです。直接ぶつかったら自分が潰れてしまいますから、できるだけ逃げるということです。
「ひねる」というのは、ストレスの体験の受け取り方を変えるということです。正確の悪い人は、そういう人もいるんだなと考えたり、仕事のできない部下がいたとしたら、イライラするのではなく、仕事のやり方を知らないんだなと考えるのです。
・「いかに感情を整理するか」にかかっています。ただし大前提として、感情は抑え込んではダメ。(p52)
ストレスへの対処法の基本としては、よくまとまっている本だと思いました。ストレスへの対処法は、ビジネスマンには必須の技術です。★4つとします。松島さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・「もし、自分がもっと心地よい状態にあったとしたら、どう感じるだろうか」と考えてみます。・・・(p66)
・「受け止める」というのは、この事実と意味(あるいは解釈)を切り離して、事実は事実として純粋に受けとめようというアプローチです・・まずは単純に「仕事がたくさんある」という事実だけを受けとめましょう(p76)
・コツの一つ目は「当事者として思い出さない」こと・・・まるでテレビを見るように「自分が上司に怒られている映像」を客観的に思い浮かべるのです(p98)
・「深刻に悩んでも答えは出ないから、ここは再びイメージ・シュレッダーだな」・・・答えの出ない問題はシュレッダーにかけて捨ててしまうというのはストレス対応においてとても効果的です(p142)
・心と体の状態を切り替えるのに、デスク周りを片づけるという方法を取り入れている人もいます(p184)
【私の評価】★★★★☆(84点)
目次
第1章 ストレスとはいったい何なのか?
第2章 ストレスを感じた心を整える技術
第3章 ストレスを感じにくくなる生活習慣
第4章 ストレスを感じにくくなるオフィス習慣
著者経歴
松島直也(まつしま なおや)・・・有限会社日本NLP学院代表取締役。人財開発コンサルタント。ニューコードNLPトレーナー。一般社団法人全国心理業連合会評議員。NLP創始者ジョン・グリンダー博士から直接NLPを学び認定された、国内で数少ないニューコードNLPトレーナーの一人。日本における公式代理人でもある。
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