「20%ドクトリン」ライアン・テイト
2013/11/20公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■いわゆる20%ルールを説明する一冊。
20%ルールとは勤務時間の「20%」を
好きなプロジェクトにあてることができる
グーグルの社内ルールです。
なんと、このルールができたのは、
Gメールとアドセンスが、
社員がパッと試作品を作ってしまったから。
作ってみると、
思ったよりいいじゃないか、
というケースがあるのですね。
・グーグルの社員は、勤務時間の5分の1を
自分の思いついたプロジェクトに使うことが
認められ、ときにはそうすることが推奨される(p18)
■さらに、ヤフーでは「ハックデイ」といって
一日を休暇にして、
何かを作ってこいというイベントがあります。
社員は徹夜で
プログラミングして何かを作る。
そして、次の日には
2分間でプレゼンを行うのです。
・私たちの部署のエンジニア全員に丸1日休みを与え、
彼らが本当につくりたいものをつくってもらう。
ルールはただひとつ、24時間以内に何かをつくり、
最後に発表することだった(p3)
■社員のやる気、アイデアを
形にするための「20%ルール」は
ありだと思いました。
私も自分で勝手に20%ルールで
やりたいことをやっていますが。
テイトさん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・最初のGメールは、最低限の機能しか果たさない、
相当にひどい代物だった。・・
この種のスピーディーな改善がGメール成功の鍵だ・・(p40)
・20%プロジェクトに取り入れる前段階の試作版を
開発するためにも、新しい機能をテストするためにも、
ハックデイを利用してみる価値はある(p102)
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■目次
1章 自分のかゆいところに目を向けろ
Gメールができるまでの暗くて長い闘い
2章 破産の危機を乗り越えて
制約が原動力となって生まれたフリッカー
3章 プログラマーたちの祭典
ヤフー・ハックデイはこうして始まった
4章 教育の現場に20%ルールを持ち込め
NYの貧困地域に誕生した「自信」を育む高校
5章 市民が見せたジャーナリスト魂
報道を変えたハフィントン・ポストの素人記者たち
6章 一流シェフの新たな出発
トーマス・ケラーが家庭料理に魅せられた理由
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