「合理性を超えた先にイノベーションは生まれる」金子 智朗

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合理性を超えた先にイノベーションは生まれる

【私の評価】★★★★☆(81点)


■合理的な経営判断を教えているコンサルタントが、
 合理性を超えた先にこそとてつもない成功がある、
 と教えてくれる一冊です。


 世の中は、ハイリスク・ハイリターンですから、
 ハイリターンを狙えば、
 リスクはどうしても高くなるのです。


・ハイ・リターンにハイ・リスクは付きものだ。
 中にはそのリスクを承知の上で、それでも
 一番の成功に賭けたいという経営者もいるだろう・・・
 経営企画室などの一担当者が
 このような意思決定をするのは相当難しい(p65)


■そのようなハイリスクを負えるのは、
 創業者だけでしょう。


 サラリーマン社長にさえ、
 その判断は難しいものです。


 いわんや経営企画室の人に、
 期待するのは無理筋というもの。


・経営企画室のような組織は、「日本的な組織」だと言う人がいる。
 確かに、欧米の企業には、これにどんぴしゃ当てはまる組織はあまりない。
 欧米企業なら、それはトップの仕事だろう。(p260)


■しかし、創業者はいずれ去っていきます。


 サラリーマン組織でいかに成果を出すかという
 課題に対しては、JALを再生させたアメーバ経営を
 例として挙げています。


 細分化された自律的な経営の集合体を
 作るということです。


 ここらへんに答えがあるように
 感じました。


 金子さん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・日本では、おそらくスティーブ・ジョブズは上場企業の
 社長にはなれないだろう。・・・麻薬の常習歴があり、
 最終学歴は高卒。未婚のまま彼女を妊娠させ、
 生まれた子どもは認知しない(p178)


・なぜ、ヤマト運輸は役員全員の反対に遭っても、
 個人向け宅配ビジネスを始められたのだろうか。(p187)


・グーグルの事業に対する判断基準は、
 「儲かるか儲からないか」という経済合理性にはない。
 「技術的に面白いか、ワクワクするか」が判断基準になっている(p182)


・アメーバ単体の独立採算性を取りながら、各人の報酬は
 アメーバの利益にリンクしていない・・・ 
 「では、なぜ、それほどまでに主体的に行動するんですか?」・・
 「数字がよくなっていくのが面白いからですよ」(p198)


・部長止まりの人と役員まで出世する人との違いは、
 接待してもらった次の日に差が出るとのことだ・・・
 平社員は90%がメールすらしない。
 部長でも80%の人がお礼を言わない。
 しかし役員は100%お礼のメールを送るというのだ(p43)


合理性を超えた先にイノベーションは生まれる
金子 智朗
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【私の評価】★★★★☆(81点)

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■目次

第1章 成功者は合理性を超える
第2章 合理性を踏まえること、合理性を超えること
第3章 合理性を超えたケース、超えられなかったケース
第4章 合理性をいかに超えるか


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