「はじめてリーダーになる君へ」浅井 浩一
2013/08/31公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(94点)
■日本たばこ産業の「勤務地域限定」で
採用された著者は、成果を出し続け、
最年少支店長に大抜擢されます。
その結果、下位常連の支店を
2年連続日本一としています。
その秘密は何なのでしょうか。
・自信がなかったからこそ、正直に、助けを求めることができた。自信がなかったからこそ、人の意見に耳を貸すことができた。(p14)
■若くして抜擢されると、
仕事の内容がわからない。
部下は年上ばかり。
そうした困難な状況に陥ります。
困った著者がやったのは、
「バカはバカなりに、
自分にできることを一生懸命やろう」
ということ。
販売店を自転車でまわって挨拶する。
問題があれば、部下に相談する。
「ダメな自分」をさらけだして、
部下に頼っているうちに、
営業所の成績がどんどん
良くなっていったのです。
・自分にできることは精いっぱいやって、できないことは素直に部下に甘える(p4)
■自信も能力もない著者は、
一生懸命やることで信頼を集め、
聞くことで部下コーチングを
していたのです。
部下も「頼りない上司だけど、
一生懸命だし、人は良さそうだから、
助けてあげよう」という感覚でしょうか。
・1 良いところを伸ばすにはどうしたらいいか?
2 自分は力不足なので一緒に考えて欲しい(p121)
■腹心との付き合い方など、
私にもぴったりの一冊でした。
現場で叩き上げたリーダーの
本音が詰まっている一冊だと思います。
文句なく★5としました。
浅井さん、
良い本をありがとうございました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「わからないから教えて欲しい」というスタンスをとって下さい(p71)
・「報告が遅い!」と思ったら、自分から部下に声をかける(p77)
・「リーダーとなったら、腹心を作ることが大事ですよ」・・・腹心とは、言うまでもなく組織、チームのナンバー2・・大切なのは「いいチームを一緒に作っていきたい。だから、いろいろ助けて欲しいし、教えて欲しい」という姿勢(p85)
・メンバーの業績アップのための働きかけをもっとやって欲しい・・私は「君がもっとチームのために貢献するために、オレはどうすればいいかな?」と彼に相談しました(p118)
・ものごとは思い通りにいくものではない・・・そもそも時間がかかるものなのです(p57)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★★(94点)
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■目次
第1章 利口になるよりバカになろう(心がまえ)
第2章 本気で部下に甘えよう(コミュニケーション)
第3章 「一人」との向き合い方を「みんな」が見ている(部下育成)
第4章 結果よりも、プロセス(行動)を見る(マネジメント)
第5章 正直で、助け合えるチームを作る(チーム作り)
読んでいただきありがとうございました!
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