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「「意欲のある人求めます。ただし60歳以上」 日本一の高齢者雇用企業・加藤製作所、躍進の秘密」加藤 景司

2013/08/27公開 更新
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「意欲のある人求めます。ただし60歳以上」 日本一の高齢者雇用企業・加藤製作所、躍進の秘密


【私の評価】★★★★☆(84点)


要約と感想レビュー

シルバー人材で365日24時間対応

土日・祝日も、工場を稼働させている板金部品工場があるという。その秘密は、60歳以上のパートを活用していることです。シルバー世代は土日も時間に比較的余裕がある人が多いから、土日も工場を動かすことで稼働率が上がり、お客様のニーズにもいち早く応えることができるようになったのです。


60歳以上のパートを活用することで、プラスとマイナスがあるようです。プラスは、工場を土日・祝日稼働できること。そして、働いている60歳以上の方に生きがいが生まれているということです。日本の多くの男性は、"仕事人間"であったわけで、いままで仕事ひと筋で生きてきた中高年に、いきなりプライベートを充実させろといっても無理な話なのです。


・いまは仕事が生きがいなの。こんな年寄りを使ってくれる職場に出合えて、幸せですね。仕事にいくのが楽しみで仕方ないんです(p9)


人間関係が課題

マイナスの面とすれば、やはり人間関係です。60歳を超えているとはいえ、それまでは自分の道を究めた人たちですから、新しい職場ではストレスもあるでしょう。シルバー社員の中には、「若い者になめられてたまるか」と思っている人もいれば、同時に、「なぜ、こんなことで叱られないといけないのか」と思う人もいるのです。


さらに、同じ給与でたくさんの人がいれば人間関係でうまくいかないところも出てくるものです。こうした場合は、指導するというよりも、話を聞いてあげるということが大事であるらしいのです。


話を聞くだけで、問題の半分は解決できるのだと思う。説得しようとしたり、こちらの意見を押しつけようとすると、「私の気持ちをわかってくれない」と反感を抱かれてしまう(p96)


働いたほうが心身ともに健康

働いたほうが心身ともに健康を保てるそうです。60歳で仕事がなくなるのは、本人にも社会にも損失のように感じます。なにかうまく活用する仕組みが必要なのでしょう。加藤さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・同じ職人であれば、何が大切であるかがわかっている。掃除の大切さやていねいに仕事をする意味など、基礎的な考え方ができているのだ。(p75)


・シルバー社員同士のいざこざは、正直、かなり厄介だった。・・・女性同士の人間関係はいくつになっても難しい(p95)


・シルバー社員のなかには、そうとうな苦労を乗り越えてこられた方もいる。だが、そういう人ほど、柔和で仏様のような顔をしているのだ。(p165)


「意欲のある人求めます。ただし60歳以上」 日本一の高齢者雇用企業・加藤製作所、躍進の秘密
加藤 景司
PHP研究所
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【私の評価】★★★★☆(84点)


目次

第一章 土・日はわしらのウイークデイ
第二章 めざせ、六十歳からの熟練工
第三章 高齢者雇用のメリットvs.デメリット
第四章 国内マーケットで勝負する決意
第五章 いま経営者がやるべきこと
第六章 「生涯現役」を実現する法



著者経歴

加藤景司(かとう けいじ)・・・1961年、岐阜県中津川市生まれ。愛知工業大学を卒業後、岐阜車体工業(株)に勤務。その後、三菱電機(株)に転職し、シンガポールおよびアメリカ勤務を経験。88年、(株)加藤製作所に入社。2004年、4代目社長に就任。2001年より、土・日・祝日をシルバー世代の社員が中心となって365日工場を稼働する"コンビニ工場"の試みが注目され、世間やマスコミの注目を集める。2002年度・厚生労働省の全国高年齢者雇用開発コンテストで最優秀賞を受賞


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