「世界基準で夢をかなえる私の勉強法」北川 智子
2013/04/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(82点)
要約と感想レビュー
■まったく英語ができなかった
高校時代のホームステイ時代から、
ハーバード大やケンブリッジ大で
教えるまでになった著者の勉強法です。
英語は、英語学校に加えて、
ホームステイ先でテレビを見たり、
絵本を読み聞かせたり、家族と対話を通じて
自然とレベルアップしていったようです。
回り道をすることで、
より深く理解していくわけです。
中学、高校時代は、黒板をまるごと
画像として記憶していたというので、
非常に右脳が発達した人のように感じました。
・私は、これまで基本的にノートを取らずに、黒板やスライドをそのまま覚えてきた。中学の時も高校の時も、黒板の内容はできるだけノートには書かず、その場で板ごと丸暗記してきた。カメラで写真を撮るような記憶の仕方という説明がされる、この暗記法。(p49)
■大学では、4日間は睡眠時間4、5時間。
午前3時まで勉強し、
朝7時にはスポーツの練習や授業の準備といった
逃げられない予定を入れる。
残りの3日間はフリーにして
リフレッシュするという
サイクルを回しています。
極限までスケジュールを詰め込んで、
週休三日にした、という感じです。
・TOEFLの時も、GREの時も、自分にできないことを素直に認めて、極力気にしないようにした。・・・結局、苦しい時は、自分ができることをできるだけ、MAXまでやっていくのみなのだろう。(p112)
■勉強法を中心とした本ですが、
落ち込まず、勉強を続ける技術が
印象的でした。
いかに落胆せずに、
自分がやれることをやり切るのか。
自分の限界を伸ばしていく人が
神様に祝福されるのでしょう。
北川さん
良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・中学でも高校でも、一体何を競わせられているのか、意味が分からず、私は耐えられなかった。頑張りなさいと言われても、結局は「勉強する理由」や「頑張る理由」が、日本の学校では見つけられなかった・・(p76)
・今しないと後悔すると思うことは、何がなんでもやってみる(p28)
・宿題が終わらなかったのは「自分に能力がないせいだ」と責めるように反省しない・・・
宿題があることは知っていた OK・・
宿題の8割は解いていった OK
宿題に取りかかるのが遅かった → 次の宿題提出の前の土日に、多めに時間を取る
宿題の問5がどうしても解けなかった → 先生にメールで質問する・・(p180)
・自分の満足点にできるだけ近づくよう力を尽くせば、どんな時も後悔さけはしない。目に見える結果が80点であっても構わない。自分の力を出し切って、一つひとつの段階をクリアしていけば、自分が次にすべきことははっきり見えてくる。ギリギリまであきらめずに、全力でやってみる。それだけが大事だ(p212)
・絵本の読み聞かせと子守唄である。3歳児を寝かせるのは、なかなか手強い。絵本は1冊ではきかず、だいたい2冊、悪くて3冊は読まないといけない。すると、これがまた、私にはいい英語の勉強になった(p37)
・私は1日平均して6冊から9冊読むようにした。図書館の蔵書のうち、関係する書物をまず1冊だけピックアップ。・・・1冊が終わったら、その1冊に引用してある関係書物で重要なものをメモする。そして、同じ棚の本を眺め、数冊、手に取って、その場で読んでいく。(p120)
・私の小論文へのアプローチは・・とにかくがむしゃらに書く。乱打する。・・・おもしろいことに、究極に言いたいことは、だいたい書き終えたところでわかる。・・・そこで、一からきれいに論文を書き始める。(p123)
▼引用は下記の書籍からです。
【私の評価】★★★★☆(82点)
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目次
第1部 大きな壁は回り道をして越える-カナダ・ホームステイ・英語編
第2部 カジュアルに、エンドレスに勉強する
-カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学・留学編
第3部 24時間を144時間の濃さにする-米国・プリンストン大学・大学院編
第4部 結果を出すには準備がすべて-米国・ハーバード大学・先生編
第5部 勉強は「約束」を果たすために-英国・ケンブリッジ・飛躍編
読んでいただきありがとうございました!
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