「「捜査本部」というすごい仕組み」澤井 康生

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「捜査本部」というすごい仕組み (マイナビ新書)

【私の評価】★★☆☆☆(68点)


■警察組織については、
 テレビドラマのイメージしかありませんが、
 実際はどうなっているのでしょうか。


 民間企業で言えば、
 警察本部(東京都は警視庁)は本社、
 所轄警察署は支店という感じ。


 人事異動もふつうの企業のように
 行われていますので、
 本部と所轄との対立はありません。


・本部捜査員も所轄捜査員ももともと
 現場のノンキャリア警察官であり、
 同じ人種だからです。
 現場の警察官も人事異動で
 本部と所轄の間を行ったり来たりする・・(p79)


■そして、キャリアはお飾り的な調整役で、
 実務はノンキャリが処理するところも、
 大きな企業と似ていると感じます。


 事件が起これば捜査本部が所轄に置かれます。


 これは企業でいえば、専任の人を配置した
 ワーキンググループ、タスクフォース
 といったもの。


 人脈が広く調整の得意なキャリアと
 実務に強いノンキャリが協力して
 犯人逮捕に向かうのです。


・操作方針は非常に重要ですので捜査一課の
 ベテラン管理官や係長あたりが立案します。
 「踊る大捜査線」ではキャリア官僚の室井管理官らがすべての
 捜査方針を立案して捜査指揮しているイメージがありますが、
 実際はキャリア官僚にそんな能力はありません(p76)


■当たり前ですが、警察も日本人から構成された
 一つの組織なのだとわかりました。


 みんなその仕組みの中で
 一生懸命やっているということです。


 警察のみなさん、
 良い本をありがとうございました。


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■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・警視庁内には特殊部隊として刑事部のSITと
 警備部のSATがあります・・・SITは、
 誘拐事件や人質立てこもり事件、企業恐喝事件、
 業務上過失事件などの特殊犯罪を担当
しています・・・ 
 SATは「Special Assault Team」の略で特殊急襲部隊、
 対テロ特殊部隊と呼ばれ、警視庁警備部警備第一課に
 所属する警備公安警察の特殊部隊です(p39)


・刑事ドラマなどでは逮捕の時に必ず手錠をかけますが、
 実際には手錠をかけないことの方が多いです・・・
 暴れる被疑者などの暴行を制圧するためのものです(p54)


・現場からのたたき上げ警察官には刑事部、公安部の
 それぞれのプロフェッショナルとしての誇り、自信があるため、
 どうしても縄張り意識が強くなり、捜査情報をわざと
 流さないなどの弊害が起きる可能性があります。(p123)


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【私の評価】★★☆☆☆(68点)



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■ 目次

第一章 警察に関する基本知識
第二章 これが捜査のマニュアルだ!
第三章 「捜査本部」というすごい仕組み
第四章 優秀な捜査官を育成する警察学校の仕組み
第五章 仲が悪い刑事部と公安部
第六章 現場の力を最大限に発揮させるために
第七章 もっと強い警察を目指せ!


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