「世界一わかりやすいランチェスター戦略の授業」福永雅文
2013/03/19公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
■起業時はだれでも弱者です。
顧客がいない。強い商品もない。
そうした中で売り上げを上げていくためには、
弱者の戦略が必要となります。
弱者の戦略とは、
「一点集中主義」「差別化戦略」
「局地戦」「接近戦」です。
・アシックスは戦後の創業期、
バスケットボールに集中・・・
H.I.S.も、1981年に国際線の
航空券の販売からスタートした(p95)
■販売の「接近戦」では、
顧客一人ひとりに売り込みます。
販売店一店一店にお願いします。
一つのどぶ板選挙のような
地道な活動が必要なのです。
シェアがトップになれば、
マスコミ広告を使った広域戦ができますが、
それまでは地道にいくしかないのです。
・導入期のグーの戦略は、弱者の戦略だ。
差別化戦略、一点集中主義の他に、
接近戦という考え方も大切だ。
販売では、間接販売よりも、直接販売を重視する(p152)
■弱者には弱者のやり方があります。
そうした基本を押さえておくことで、
シェアを増やしていく可能性が高まるのでしょう。
福永さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・ナンバーワンになると競争は終結する。
なぜなら、ナンバーワンの製品、地域、顧客層、顧客を持つ企業に、
正面きって全面対決を挑むライバルがいなくなるからだ(p40)
・Aグループのトップとは最大顧客です。
最大顧客を攻略することを「頂上作戦」
(ヒルトップ作戦)と言います。(p207)
・つまり、「どれだけ拡大販売余地があるか」を
踏まえるべきなんだよ。・・・顧客の「需要規模」と
「自社のシェア」の2軸で、顧客を戦略的に格付けする(p197)
・カーブスの機器がサークル状に並んでいるのもポイントです。
顧客どうしが円状で運動することで、他の顧客と輪の形で
向き合うことになります。会員は近隣の中高年女性だけですから、
運動をしながらおしゃべりを楽しめます(p108)
かんき出版
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【私の評価】★★★☆☆(79点)
■目次
第1章 小が大に勝つための戦略
第2章 市場シェア理論とナンバーワン主義
第3章 ルートセールス型・既存客営業の戦略づくり
第4章 新規開拓・案件セールス型の営業戦略づくり
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