【書評】「いま、決める力 ワクワクする未来をつかむ「決断筋」の鍛え方」徳谷 智史
2013/02/17公開 更新

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【私の評価】★★★★☆(81点)
要約と感想レビュー
あれをしておけばよかったなぁ
この本は、「あのとき、あれをしておけばよかったなぁ」と後悔したことがある人のための本です。そして、なんとなく、今の状態に満足していない人。日頃、グチを言っている自分に気づいてしまう人。そういう人は、今こそ、自分の人生について決断するときなのかもしれません。
私事になりますが、私は、「あのとき、あれをしておけばよかったなぁ」と後悔したことがほとんどありません。自分の人生にかかわるような事柄について後悔した記憶がないのです。とりあえずやってみよう!という私の性格ゆえなのでしょうか。
一時的な恐怖に流され、自分に嘘をつき続けたら、きっと将来、後悔します。将来になって「あのとき、あれをしておけばよかったなぁ」と後悔する人が本当に多いのです(p104)
決断とそれに続く小さな行動
著者のお薦めは、「幸せな人生を送る」と決めることです。そう決めてしまえば、自分がワクワクすることを目標にできるのではないでしょうか。目標ができれば、次は行動です。
そのために行動していきましょう。最初の行動はどんなことでも構いません。小さなことでも構いません。その小さな行動が、人生を変えていく力を持っているのです。
特にプライベートでの決断の場合、「アタマ」だけでなく、「ココロ」のワクワクを大事にして決断することがとても重要です(p127)
実現したふりをし続ける
ところが現実には、行動しても何も変わりません。そこで著者のアドバイスは、「実現するまで、すでに実現したかのようなふりをし続ける」ことです。ふりをし続ければ、決めたことを継続することになり、結果して成果を出すことにつながるというのです。
成功するまでやり続ければ、失敗なんてのはただの成功に至るプロセスなどと言われますが、その通りですね。失敗なんてものはない。あるとすれば、成功するまでやってないだけ。イチローの言葉みたいですね。
ちょっと自分の人生を変えてみたい人にお奨めします。徳谷さん、良い本をありがとうございました。
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この本で私が共感した名言
・決断は、ゴールに向かうための出発点です。逆に言えば、ゴールがないと決断をする意味がないのです(p123)
・仮に間違った決断だったとしても、より多くの決断をすればするほど、次によりよい決断ができるようになる(p62)
・決断に迷ったらゴールに立ち返る!(p110)
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【私の評価】★★★★☆(81点)
目次
第1章 決断の持つ力1-「決断力」がつけばあなたの人生は一変する
第2章 決断力診断-今の決断力レベルを知ろう
第3章 「決断筋」トレーニング1-「決断メタボ」体質を鍛え直そう
第4章 「決断筋」トレーニング2-「決断恐怖症」を克服しよう
第5章 決断ゴール力-「ゴール」を明確にしてよりよい決断をする
第6章 ココロの決断力-ワクワクを感じながら決める習慣をつける
第7章 アタマの決断力-正しい「決断プロセス」を身につける
第8章 決断させ力-相手を真剣に思うからこそ人は動く
第9章 決断継続力-せっかくの決断を3日坊主で終わらせない方法
最終章 決断の持つ力2-今日から幸せな人生を送ると決断しよう
著者紹介
徳谷智史(とくや さとし)・・・(エッグフォワード株式会社 代表取締役社長/GOLDEN EGG Ventures 代表パートナー) 京都大学卒業後、大手戦略コンサルティング会社入社。海外法人の立上げとアジア代表を経て、エッグフォワードを創業。企業向けには、大手からスタートアップまで、1000 社超の企業変革コンサルティングを手掛ける他、出資×コンサルティングのVC スキームで「スタートアップ共創のエコシステム創造」を目指す。個人向けには、2 万人を超えるビジネスパーソンの意思決定・キャリアを支援。 NewsPicks キャリア分野プロフェッサー、PIVOT「社長改造コーチ」。趣味はハンドボール・サウナ。
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