「課長の大間違い」渡部一男
2013/02/16公開 更新本のソムリエ [PR]
Tweet
【私の評価】★★★★☆(83点)
■課長ともなると、成果を期待され、
さらに部下の育成も期待され、
なかなか大変だと思います。
期限ぎりぎりになって、
部下が「これを提出したいんですけど・・・」
なんじゃこれは!
資料作り直し!
といっても時間は限られている。
部下の仕事は遅い。
自分でやったほうが早いんだけど。
なんでこうなってしまうのか。
イライラする気持ちは、
よくわかります。
・「部下の仕事を取り上げない」
「部下の仕事は部下にさせる」と、
まずは心に決めることが重要です(p209)
■そうしたときに、
イライラしながらも、
こうしたことが起きないように
どうするべきなのか。
イライラしないよう
部下が余裕をもって仕事を
してくれるにはどうしたらよいのか。
それを考えていくのが、
課長の仕事なのでしょう。
・課長がメインプレーヤーになって頑張ってしまっては、
何でも「課長にやってもらおう、頑張ってもらおう」という
人任せの部下をつくることになりかねません(p51)
■さらにステップアップしていくと、
自ら考えて提案してくれる部下を作りたい。
そのためには、すぐに答えを出さず、
部下に考えさせる。
部下の答えが、
あなたの答えと同じになったとき、
あなたが部長になる時なのでしょう。
・課長が担う「4つの役割」・・・
「仕事の管理」と「仕事の改善・改革」・・・
「人間関係の円滑化」と「部下の指導・育成」(p25)
■管理職になりたての人が、
間違えそうなことを教えてくれる一冊でした。
間違えても気づけばいい。
それが成長なのだと思います。
渡部さん、
良い本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・部下は、あなたの言ったとおりの部下にはなりません。
部下は、あなたのやったとおりの部下になるのです(p107)
・初めは、まずひとりでいいので、
「一緒に仕事がしたい」と言ってくれる部下を
つくることが課長として重要です(p168)
・自ら考え行動する問題解決の当事者として成長させるには・・
1 起こった事実は何かを確認する
2 そのことを部下本人がどう受け止めているのか・・・
3 部下本人がどうしようと思っているのかを確認・・(p192)
・「ビジョン」とは・・・
「自分への期待」(p41)
【私の評価】★★★★☆(83点)
■目次
第1章 そもそも「課長」ってなんだろう?――役割認識の「大間違い」
第2章 部下と課長の微妙な関係――課長の〈あり方〉の「大間違い」
第3章 隣の課長は、なぜ部下に恵まれているのか――現状認識の「大間違い」
第4章 部下から「信頼」されるには――コミュニケーションの「大間違い」
第5章 戦力になる部下の育て方――部下育成の「大間違い」
第6章 課長が変わればチームも変わる―― チームづくりの「大間違い」
読んでいただきありがとうございました! この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 50,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 >>バックナンバー |
配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
コメントする