「ウィキリークスの衝撃」菅原出

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ウィキリークスの衝撃 世界を揺るがす機密漏洩の正体

【私の評価】★★★☆☆(70点)


■ウィキリークス関係の本を
 いくつか読んでいましたが、
 この本が比較的おすすめです。


 最近はあまり話題になりませんが、
 ウィキリークスは、米国の諜報活動に
 非常に大きな影響を与えたようです。


 これだけ多量の情報が漏洩したため、
 だれもアメリカの外交官を、
 信頼できなくなくなったということです。


・キド・ウェスターウェレ副首相兼外相の秘書室長を
 務めたヘルムート・メッツナー氏が、2009年の
 与党連立交渉の内部記録などをフィリップ・マーフィー
 駐独米大使に提供
していたことが、
 暴露された公電から発覚した(p22)


■ウィキリークスの活動の基本は、
 情報のタレこみです。


 その情報について、取材で裏を取り、
 正しいものと判断されれば、公表する。


 インターネットというデジタルツールが、
 誰も阻止することができない
 ウィキリークスの活動を可能としたのです。


・こうして送られた文書を、ウィキリークスは、
 標準的なジャーナリズムの手法を使って検証する
 とされている。すなわち告発された組織に対する取材
 送られた文書と同様の文書にアクセスすることのできる
 人物への取材(p44)


■インターネットは国家の秘密さえ
 暴露してしまう恐ろしいツールであり、
 別の意味では最強の情報ツールなのでしょう。


 ウィキリークスにはこれからも
 注目していきたいと思います。


 菅原さん、
 良い本をありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・クリントン国務長官がインドのことを
 「国連安保理常任理事国の"自称"最有力候補"だ」
 と皮肉っていた話(p19)


・エルドアン(トルコ)首相がスイス銀行に8つの秘密口座を
 所有していると聞いている。同首相の富は、息子の結婚式での
 ギフトなどからきており、トルコのビジネスマンが彼の4人の
 子供たちの米国での留学費用を支払っている(p23)


・ウィキリークスの活動には年間60万ドルほどの資金が
 必要であり、フルタイムのスタッフは5人程度、
 それに加え800人とも1000人とも言われるパート、
 アルバイトやボランティアの支援者が世界中にいる(p43)


・9・11テロは・・「もっとお互いに連携し、情報を共有していれば、
 あの惨事を防げたかもしれない・・・」このトラウマが、
 かつてない大規模な機密情報の共有ネットワークの
 構築を可能にした(p84)


ウィキリークスの衝撃 世界を揺るがす機密漏洩の正体
菅原出
日経BP社
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【私の評価】★★★☆☆(70点)



■目次

第1章 世界を震撼させる機密文書の暴露
第2章 ウィキリークスを作るために生まれてきた男
第3章 進化するリーク・システム
第4章 アメリカの国家機密を渡したインテリジェンス分析官
第5章 9・11のトラウマが大量漏洩を可能にした
第6章 暴かれた「北朝鮮・アルカイダ・コネクション」
第7章 CIAと米軍特殊部隊の「秘密戦争」
第8章 テロ、暗殺、拷問、無差別殺人――イラク戦争の傷跡
第9章 迷走し続ける「オバマの戦争」


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