「稲盛和夫・アメーバ経営」国友 隆一
2012/11/28公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■アメーバ経営を学ぶために
購入した一冊です。
アメーバ経営とは、
小さな組織を一つの企業とみる管理会計であり、
あくまで道具でしかありません。
そのアメーバという独立組織の中で、
アメーバの責任者がどのように動くのか、
それが大事なのでしょう。
・成績がよくないアメーバの責任者はよく交代させられます。
事実、同じアメーバでも、責任者しだいで、結構、
成績が上下しますから(p89)
■アメーバの活動の結果は、
給料には反映されません。
あくまでも、名誉が与えられるのです。
これを給与にリンクさせると
成果主義になってしまい、
モラルの低下により失敗した会社が多い。
その点、アメーバ経営は
一種の真剣なゲームといった
感覚のように感じます。
・各アメーバのランクづけ、順位づけは、あくまで、
"名誉のため"であって、それが、ボーナスや給料に
はね返ることは一切ない。(p149)
■アメーバ経営を本当に動かすには、
上に立つ人しだいと感じました。
アメーバの責任者に、
アメーバをよくするための
改善を常に求めていくのです。
マスコミからコンサルタントとなった方なので、
やや伝聞が多いのが残念でした。
国友さん、
良い本をありがとうございました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・一時間当たりの付加価値が高く、
その割に生産高が低いなら、アメーバの規模を大きくする。
アメーバが大きくなりすぎ、
機動性が弱くなりそうなら、増殖する。(p71)
・アメーバでは、ゆとりを生じたDさんのようなメンバーの
貸し借りを行う。Dさんは自分の目標数を印刷する一方、
どうしても、人手の足りないアメーバへ手助けに行く(p81)
・社内優先ということはない。そこで、社外の市場調査も
きわめて活発だ。「どこの工場が安いか」「市場価格はどれくらいか」
「どこへ行けばいくらで手に入るか」といったことを
手にとるように知っている(p124)
【私の評価】★★☆☆☆(68点)
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