「ナニワ金融道 カネと非情の法律講座」青木雄二

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ナニワ金融道カネと非情の法律講座

【私の評価】★★★★☆(82点)


■裏金の世界を書いたマンガ「ナニワ金融道」は、
 面白いと思っていましたが、
 その解説版です。


 あまりそうした世界とは関係ないと
 思っていましたが、
 住宅ローンは借金です。


 返せなくなれば、
 家を競売にかけられる
 ことになるのです。


・道具屋は、予定通り競売にかけられた商品を値付けされた額で
 買い取る・・・おれは10万円でこの家財道具を買ったんだけど、
 これを20万円で買ってくれよ・・・こう言われた債務者の大半は、
 喜んで20万円で自分の家財道具を買い戻すそうだ(p80)


■金融の世界は、お金の貸し借りです。


 その中には、
 お金を騙し取ろうとする人もいれば、
 その金を取り戻そうとする人もいる。


 貸すほうが悪いのか、
 返さないほうが悪いのか。


 良い悪いよりも、
 和解で解決するケースが多いようです。


・ギャンブルでつくったような借金のように、
 破産できない借金が多額にある場合は、
 夜逃げ
ということになる。・・・がんばって
 五年間逃げられれば時効にもなる。(p128)


■自分には関係ないと思っていても、
 不況といわれる現在では、
 裏の世界の勉強も必要なのでしょう。


 カネとは何なのか。
 借金について学びましょう。


 青木さん、良い本を
 ありがとうございました。


━━━━━━━━━━━━━━━━━


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・警察という組織も役所体質がひじょうに強く、
 簡単に弁護士の思惑通りに民事事件に首を突っ込むことはしない。
 いったん受け取った告訴状にかかわる事件は
 一定期間内に処理を終えなければならない・・・
 得をするのは弁護士だけということくらい百も承知(p37)


・老後の資金にと爪に灯をともして貯めた虎の子のカネを
 だまし取られてしまい、その相手が破産申立てを出してしまった・・
 以前なら暴力団に取立てを依頼すれば、高い手数料は取られたとしても、
 ある程度のカネは取り返すことができた(p56)


・債務者の妻や娘を借金のカタとして、
 ソープランドに売り飛ばしてしまうことも
 現実にある。(p106)


・自己破産はある程度の債務額に達していないと
 認められにくい。だからわざと借金をする
 債務者もいるという(p119)


・実印が押された白紙委任状と印鑑証明を手に入れて
 しまえば、業者はなんでもできると言っても過言ではない。
 ・・・第一は不動産登記・・・公正証書の作成に使う・・
 公正証書さえつくれば、判決なしに強制執行(p158)


ナニワ金融道カネと非情の法律講座
青木雄二
講談社
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【私の評価】★★★★☆(82点)



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