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「キラリと光る文章技術―企画書も小論文も怖くない 「新しさ」「面白さ」をどう表現するか」板坂 元

2012/05/23公開 更新
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キラリと光る文章技術―企画書も小論文も怖くない 「新しさ」「面白さ」をどう表現するか (ベストセラーシリーズ・ワニの本)


【私の評価】★★☆☆☆(69点)


要約と感想レビュー

文書シリーズを読んできて、古い本にいきつきました。文章技術というよりは、文章を書くことについてのエッセー。さすがに古さを感じさせますが、エッセーとしてなら読みやすいものだと思います。


著者が紹介しているのは、昭和の若い作家たちは志賀直哉の文章を原稿用紙に一字一字写して、文章を書くコツを勉強したというのです。読者の好奇心をつかまえて、何が何でも先を読ませるためには、最初のページに読者の好奇心を引く文を書かねばならないのです。


文章を書くのは表現の技術も必要ですが、やはり書くネタも大切。文章がよくても中味がなければ、意味がありません。そのためのネタさがし。情報収集と裏取り。こうした日ごろからの蓄積があるからこそ、適切な引用ができるというわけです。


・ライシャワーさんが、何か新しく自説を立てられたとき、いつも「こういうことを言うと、それに対して反論が出るだろう。しかし、その反論に対しては、つぎのように答えることができる」という書き方をしておられた(p101)


今も昔も文章を書くというのは、それなりの訓練と蓄積が必要なのだと思いました。そして、書いた文章を読んでいただけるだけでも、ありがたいことです。板坂さん、良い本をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・形容詞を含め、抽象的な表現は必ず具体的な表現に直す心がけが必要だ(p130)


・文章を書くことの最大の敵はテレビだ(p150)



【私の評価】★★☆☆☆(69点)


目次

1章 他人に差をつける―文章センスの光らせ方
2章 うまい!と言われるテクニック―文章上手はここが違う
3章 相手にインパクトを与える―文章づくりの決め手とは
4章 アイディアをどうするか―知的文章を書く技術


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この著者の本


コメント(2)

穴埋めクイズを解きながら、毎日楽しみに読んでます。
文章を書くのにテレビは最大の敵だというのは納得しました。
文章を書くだけでなく、何かやることの手が止まってしまいます。時間を奪うものだと考えて、だらだらテレビを見るのをやめようと思います。

私の部屋にはテレビがありません。

テレビがあると、誘惑に勝てないんですよね。

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