「新聞がなくなる日」歌川 令三
2011/04/13公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★☆☆☆(63点)
■2005年に新聞の将来を予想した一冊です。
現在でも、新聞というものは、
インターネットと紙のバランスで
悩んでいるように見えます。
しかし、インターネットの世界は、
どんどん広がっています。
最終的には、すべてが
インターネットになってしまうかもしれない。
音楽CDがiTuneでのデータ購入に
変わってしまったように。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・インターネットは地球を襲った巨大隕石・・・
第一の仮説 ・・・「紙」新聞はやがて
「ネット」に呑み込まれる(p28)
・十六世紀のマルティン・ルターの宗教改革、
あれは何であったのか?・・・
当時の聖書はすべて筆写で、
いまの金に換算すれば何百万円もする稀書だった・・・
坊さんたちは、教会の建設資金を集めるため、
免罪符という天国行きのニセ切符を販売した・・・
「坊主」から「聖書」へと、キリスト教における
支配メディアの改易に成功した。
あのとき、ゲーテンベルクの活版印刷術が
なかったらどうなったか。(p56)
・新聞店の年間販売収入は約一兆7500億円、
これから配達料を差し引いた金額が新聞社の収入となる。
新聞社は・・・約一兆2000億円の
販売収入を計上している・・・
宅配で挙がった新聞の総売り上げに対する
新聞社と店の分け前は、
ざっと9500億円対8000億円(p125)
・アメリカの新聞社は、収入の87%が広告だ。
・・・日本の新聞社の広告比率は平均すると、
36%に過ぎない。(p126)
【私の評価】★★☆☆☆(63点)
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