「スウェーデン式アイデア・ブック」フレドリック・ヘレーン
2011/04/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(83点)
要約と感想レビュー
スウェーデンで人気のアイデア生成セミナーを本にした一冊です。数を出す、合体させる、イライラを探すなどアイデアを出すヒントと具体例を示し、実際に自分でも考える、という流れで、構成されています。
確かにセミナーで実際に「予算が2倍あったらどうしますか」「イライラさせられることを10個、書き出してください」と聞かれて、自分でアイデアを出してみると、効果的に学べるのでしょう。
・もし、予算が2倍あったらどうしますか。逆に半分しかなかったら、あるいはゼロだったらどうしますか(p49)
アイデアを出すのは、一種のトレーニングです。日頃からアイデアを考えている人と、考えていない人では、時間とともに、とてつもない差となるわけです。この本でアイデアを考えるきっかけにしてみてください。
ヘレーンさん、よい本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・だれかが問題の解決策を提示したとき、「別の方法はないですか」と聞いてください・・・もう少し粘れば、もっとよいアイデアが浮かぶかもしれないのです(p9)
・アイデアは潰されやすい。けっして、めげないこと(p24)
・エジソンは納得のいく白熱球ができるまで9000回の実験を重ね、蓄電池の発明では5万回の実験を繰り返しました(p41)
・もしかすると、創造性にはそれほど個人差はなく、単にほかの人よりも多くアイデアを思いつくだけなのかもしれません。数が多いほど、素晴らしいアイデアが生まれる可能性も高まるのです(p57)
・創造性の4Bとは、バー(Bars)、バスルーム(Bathrooms)、バス(Busses)、ベッド(Beds)のことです(p63)
・イケアには9つの信条があり、このように締めくくっています。「おおかたは、まだ行われていない。 素晴らしき未来かな」(p85)
【私の評価】★★★★☆(83点)
目次
針を探す
はてなタクシー
世界初の創造性テスト
メタファーで表現する
エジソンのアイデア・ノルマ
組み合わせ妙
いつものやり方
アイデアは潰されやすい
満腹病
メキシコ・オリンピック
著者経歴
フレドリック・ヘレーン(Fredrik Haren)・・・1968年生まれ。ストックホルム市の群島にある自分の島に住む。インタレスティング・オーガニゼーション(interesting.org)など、複数の会社の創業者。スウェーデンで大人気のセミナー講師であり、創造性、アイデア生成、アントレプレナーシップに関する講演などを年に180 回以上開催。
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