「「事務ミス」をナメるな!」中田亨
2011/02/23公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
要約と感想レビュー
最近、「ヒューマンエラー」が会社でよく話題になりますので、3冊ほど買った「ヒューマンエラー」本で一番良かった一冊です。やはり人間は間違える生き物ですので、間違えることを前提とした仕組みが必要なのでしょう。
・やり直しがきく範囲内で、異常に気付くチャンスを与えることが、ミス対策の最大の要点なのです(p94)
よくトヨタの本では「ポカよけ」と言われて、間違いがおこらないような機構を工夫します。結局は、こうした現場での地道な工夫がヒューマンエラーを減らすのでしょう。
中田さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・案件の締め切り時刻が近づいたら教えてくれるように、アラーム機能を持った電子メモ帳やコンピュータに記録(p205)
・事故報告・ヒヤリハット報告・・・「注意不測」や「周知徹底」という言葉は、使用禁止にすべき(p195)
・不正を防ぐためにも、事務ミスを減らすことが求められています・・・「うっかり予算コードを間違えました」の一言で済ませてしまえます(p65)
光文社 (2011-01-18)
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【私の評価】★★★☆☆(76点)
目次
1 理論篇 なぜ人はミスをし続けるのか?―「うっかり」が通用しない時代
2 実践篇 ミスはこう防ぐ
著者経歴
中田亨(なかた とおる)・・・1972年神奈川県生まれ。博士(工学)。国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター NEC-産総研人工知能連携研究室 副連携研究室長 。人間の行動メカニズムを情報学・認知科学の観点から解明する研究を進めている。科学研究のあり方についてもメディアやネット上で活発に発言している。
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