「いちずに一本道いちずに一ツ事」相田 みつを
2011/02/03公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★★(91点)
■これまで私が読んできた「相田 みつを」さんの本は、
毛筆の書だけのものでした。
それに対し、本書は「相田 みつを」さん本人の
講演会の内容が掲載されており、
「あー、こんな人だったんだ」
と感嘆してしまいました。
・人間にとっていちばん大事なものは、
学歴でも肩書でもお金でもありません。
丈夫な身体と健康なこころ、これが最高の宝です(p82)
■兄二人の死、
自分の心に素直に生きると決断したときの葛藤、
でもお金がない生活。
「相田 みつを」さんの書には、
素直に引かれますが、
こうした素顔のた「相田 みつを」さんを
知ったうえで、書を見てみるのも
また違う感覚になるような気がしました。
相田 みつをさん、良い本をありがとうございました。
━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「あんたのお父さんはたいへんいい人でしたよ」という、その一言が、我が子に残す一番いい財産じゃないかと思うんです。(p174)
・自分の持っている権力を笠に着て相手の人格を全面的に抹殺するような叱り方は、一生恨みを残すだけで、なんの効果もありませんね。人間を育てる教育者としては最低だと思います(p46)
・「お前なあ、男として生まれてきた以上、しかも中学校に我々の働きで行かせてやったんだから、自分の納得する生き方をしてくれよ。世間の見てくれとか、体裁よりも、自分の心の納得する生き方をしてくれよ」(p31)
・「あってもなくてもいいものは、ないほうがいいんだなー」
(武井哲応老師)(p122)
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【私の評価】★★★★★(91点)
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