「経営のやってはいけない!~残念な会社にしないための95項目~」岩松 正記
2010/12/27公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(80点)
要約と感想レビュー
税理士として中小企業の経営を見ながら、自らも中小企業として経営をされている岩松さんからのアドバイスです。あくまで中小企業の社長さんに一点集中した一冊でした。
この本を読んで感じたのは、社員が100人くらいまでは社長が陣頭指揮を取ってやっていくしかないんだな、ということです。コーチングとか、傾聴とかいう言葉がありますが、まずは社長が仕事を取ってきて、お金を稼がなくては、会社が成り立たないのです。
・経営者は、起業直後は特に、経理などの作業は、まずは奥さんなど家族を使ってやってもらった方がいい・・・そして最も大事な仕事、「営業」に注力すべき。(p30)
自らのやりたいことで、社会に貢献し、金を稼ぐ。これが中小企業の醍醐味だと感じさせてくれる一冊でした。友人は雇うな、とか従業員教育は社長がやれ、など有意義な助言が多数ありました。
岩松さん、良い本をありがとうございました。
この本で私が共感した名言
・世の中すべてコネ(198)
・注意できないということは、結局は従業員に関心がない証拠です。・・・経営者が従業員に関心を持たずに、一体何に関心を持つのか。利益?業績?(p77)
・部下は当然に信用しなければなりませんが、仕事に関しては、指示を出して投げっぱなしにすることなどないようにしなければなりません。常に「確認、確認、確認」です(p97)
・外部の教育機関やセミナーに多額のお金を払うのがムダ・・・社長自らが自分の考えや思いを従業員たちに直接語る方が、教育コンサルなどを使うよりも遥かに効果があります(p70)
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【私の評価】★★★★☆(80点)
著者経歴
岩松 正記・・・1967年生まれ。山一證券、アイリスオーヤマ、会計事務所勤務等を経て、2003年税理士登録・開業。上場準備会社の公開準備等を行った後、2004年仙台市青葉区に事務所開設。
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