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「部下がついてくる人―体験で語るリーダーシップ」福原 義春

2010/11/22公開 更新
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部下がついてくる人―体験で語るリーダーシップ


【私の評価】★★★☆☆(75点)


要約と感想レビュー

 資生堂の社長、会長を歴任した福原さんの一冊です。経営者が何を考えているのか、わかる一冊でした。


 読後に感じたのは、経営者の責務は、会社を発展させることであり、それを達成するための道具として組織があり、人事があり、指示命令系統があるということ。


 「会社が発展」という大義名分があれば、若干の抵抗はあっても、それは経営者の望むところということです。礼儀と検討はつくしつつも、言うべきは言ってもらったほうが、経営者としてはうれしいのです。


 資生堂の海外進出を進めた福原さんの雰囲気がわかりました。福原さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・本質的に誤った命令があったときには、考えに考えた対案を持って上司と議論してもよいのです(p50)


・飾らず突っ張らずに自分をさらけ出して平気でいられるか(p208)


・「あなたは理想なき現実と、理想に支えられた現実について考えてみたことがありますか」・・・百を唱えて、二でも三でも進めばいいではないか。そして二か三か進んだら、また、次の百を提唱しようと思ったのです。(p226)


・暇があったら本を読もうというのはおかしな話。・・・読書は人生の一部、働くことの一部である。(p228)


・資生堂では、昭和三十年ごろ、私たちの大先輩が社内三田会の自主解散を決めました・・・だいたい、福沢諭吉先生が『福翁自伝』の冒頭で「門閥制度は親の敵で御座る」と宣言されたのですから。(p80)


部下がついてくる人―体験で語るリーダーシップ
福原 義春
日本経済新聞社
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【私の評価】★★★☆☆(75点)



著者経歴

 福原 義春(ふくはら よしはる)・・・1931年生まれ。資生堂創業者福原 有信の孫。1953年資生堂入社、外国部長、常務、専務、副社長を経て1987年取締役社長。1997年会長。


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