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「「釈迦」の遺言」志村 武

2010/07/19公開 更新
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「釈迦」の遺言 (知的生きかた文庫)


【私の評価】★★☆☆☆(67点)


要約と感想レビュー

■仏教の考え方を中心に、
 外国や古人の諺を織り交ぜて、
 生き方について考察する一冊です。


 テーマはいろいろ出てきますので、
 空いた時間に読むには
 よいのではないでしょうか。


・たとえ少しずつでも悪をなすならば、ついには禍に満たされることになるのである(p26)


■この本を読んで感じたのは、
 いろいろな経験がその人の価値観を
 作り上げるということです。


 その経験には自分の体験だけではなく、
 読書から学んだことも大きな影響を持ちます。
 それがわかりました。


 志村さん、良い本をありがとうございました。


この本で私が共感した名言

・何も悲しむことはない。命あるものは必ず死にいたるのだ。この世に無常ならざるものはない。(p4)


・ほかの人の悪口ばかりをいいたがる愚か者は、その斧で自分自身の生命を断ち切るような結果を自ら招いてしまう(p62)


・ジャマイカではこんなことがいわれる。「君の真の友を知りたいなら、道端に横たわって酔ったふりをせよ」(p99)


・フィンランドの諺は、「馬はあした、息子はひげをはやしてから、娘は嫁にいってからほめてやれ。だがしかし、わが身はいつになってもほめてはならぬ」と戒めている(p87)


「釈迦」の遺言 (知的生きかた文庫)


【私の評価】★★☆☆☆(67点)


著者経歴

 志村 武(しむら たけし)・・・1923年生まれ。東北大学哲学科を卒業。武蔵野女子大学教授。禅を「世界の禅」たらしめた鈴木大拙博士に20年間師事。


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