「裏から読むとおもしろい日本の歴史」歴史の謎研究会

【私の評価】★★★☆☆（70点）

■日本の歴史のトリビアを集めた一冊です。

　よくある歴史のテレビバラエティ番組のような
　ものと思って良いと思います。

　歴史の教科書は面白くありませんが、
　確かにこの本のトピックを読むのは面白い。

　本当の歴史好きとは、こうした興味から
　はじまるのかもしれないと思いました。

■ちなみに、江戸末期に黒船に乗ってきた
　ペリーはどこから来たのでしょうか？

・ペリーは、アメリカから太平洋を渡って、
　やってきたわけではない・・・
　大西洋航路をとったのだ。大西洋を横断後、
　アフリカ大陸の西岸に沿って南下。
　最南端の喜望峰をまわってインド洋に出た。
　さらに、スリランカ、シンガポールを
　経由して北上。（ｐ126）

■ペリーはアメリカから７か月もかけて
　ヨーロッパ、アフリカ経由でやってきたんですね。
　御苦労さまです！

　歴史の謎研究会の皆さん、
　良い本をありがとうございました。

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■この本で私が共感したところは次のとおりです。

・室町時代には、京の都を中心に貨幣経済が浸透。
　借金をかかえた庶民が、借金棒引きを求めて
　一揆を起こすことも増えた。室町幕府が発する
　借金棒引き令を「徳政令」と言った（ｐ45）

・７９４年、平安遷都のさい、上級貴族には
　土地が無償で与えられた。そうしなければ、
　上級貴族が、生活に便利で親しんだ旧都から
　引っ越してくれなかったからである。（ｐ72）

・江戸時代はワイロ社会だったので、
　むしろワイロを贈らない者のほうが、
　礼儀知らずだと悪口を言われた。（ｐ148）

・歌舞伎の歴史をひもとくと、ご存じのように、
　その創始者は出雲阿国（おくに）という女性である（ｐ170）

【私の評価】★★★☆☆（70点）

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