「リーダーシップの科学―指導力の科学的診断法」三隅 二不二
2010/01/30公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■リーダーシップについて書かれた
古典的な一冊のようです。
その考え方は単純で、
成果を求めるP行動と思いやりのM行動を
バランスよくとっていこうというものです。
・P行動のPは、英語のPerformanceの頭文字をとったものM行動のMは、Maintenanceの頭文字をとったもの(p68)
■つまり、「これはやったのか」「期限を守れ」
「おまえはもっとできるはずだ」こうした
仕事の成果を求めつつ、
「お前はどう考えるんだ」「お前を信頼している」
「わからないことがあったら相談しろ」などと
部下の気持ちを理解してあげるような行動を
バランスよく取るということです。
・圧力PとMがバランスよく発揮される時には、それほどたくさんの行動や指示をしなくても集団が十分よく働くことを示唆している。(p197)
■確かに、これまで会った尊敬する仕事は、
仕事はできるのですが、
ちょっとした気遣いがあったと思います。
私の場合は、もう少しP行動を
多くしたほうがいいかもしれませんね。
リーダシップの基本の本ということで、
本の評価としては★3つとしました。
━━━━━━━━━━━
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・PM型がベストのリーダーシップである、という調査結果は、必ずしも一般の社会通念と一致しない(p140)
・PMリーダーシップの発達には、自己評価と部下評価の不一致を少なくする努力が必要である(p172)
・今までとちがった新しい仕事につけば、その当初のリーダーシップは当然のことながら今までより低下し、弱くなる。・・・リーダーシップは日々新しく変化し、向上しているか、または低下している(p179)
講談社
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【私の評価】★★★☆☆(70点)
■著者経歴・・・三隅 二不二(みすみ じふじ)
1924年生まれ。
九州大学教授を経て、大阪大学教授。
専門は社会心理学・集団力学。
リーダーシップPM行動論を提唱。
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