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「愛語―よい言葉をかけて暮らそう 山田無文老師説話集」山田無文

2010/01/28公開 更新
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愛語(あいご) (山田無文老師説話集)


【私の評価】★★★☆☆(72点)


要約と感想レビュー

著者は、昭和期の禅僧であり、内容はエッセイ集のようなもので、非常に達観した考え方をお持ちのようです。


この本のなかで一番心に感じるものがあったのは、太閤秀吉のお話です。太閤が出世の秘密を聞かれた時、彼はこう答えたそうです。足軽のときは一心に、喜んで足軽の務めを果たした。士分のときは一心に、喜んで士分の務めを果たした。大名のときは一心に、喜んで大名の務めを果たした。そしたら、いつのまにか天下を取っていた。


「夢なんぞ持ってもしょうがない」というように、さっぱりした本でした。。夢を追うのでなく、今日生きておることの喜びを感じなければならないち、「今ここ、を生きる」ことを大切にするなど内容的には普通ですが、「禅」というものを感じるのによいかもしれません。


本の評価としては★3つとしました。山田無文さん、よいお話をありがとうございました。


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この本で私が共感した名言

・よい言葉を使いましょう(p268)


・自然に生かされ 努力によって生きる(p71)


愛語―よい言葉をかけて暮らそう 山田無文老師説話集
山田 無文
禅文化研究所
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【私の評価】★★★☆☆(72点)


目次

禅は宗教の大学院
何もかも捨てて馬鹿になれ
源深うして流れ遠し
毎日新しい心で
福徳と功徳を混同してはならぬ
踏めども瞋らず
よいものを引き出す
キリスト教徒を言い負かす
跣足で橋を渡り直す
心を動かさんでもいい



著者経歴

山田無文(やまだ むもん)・・・1900年生まれ。1988年没。1949年、花園大学学長、1953年、神戸・祥福寺専門道場師家、1964年、禅文化研究所所長、1978年、臨済宗妙心寺派管長


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