「イノベーションのジレンマ」クレイトン・クリステンセン

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イノベーションのジレンマ (―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press))

【私の評価】★★☆☆☆(68点)


■この本でいう「イノベーションのジレンマ」とは、
 優秀な企業は、優秀であるがゆえに、
 革新的な事業を立ち上げることができない、
 というものです。


 たとえば、GMは大型車で効率的に稼いでいたがゆえに、
 省エネのハイブリッド車を作ることは難しかった。


 つまり、大型車での成功を基準とすると、
 ハイブリッド車の市場はあまりに小さく、
 かつ、利幅が少ないとみなされていたからです。


■では、このジレンマを
 避ける方法はあるのでしょうか。


 この本で提唱するのは、
 革新的な技術製品については、
 別会社で開発するというものです。


 または、別会社を買収してもよいでしょう。


 そうすることで、
 既存の事業部からの制約や妨害を
 避けることができるのです。


・独立組織のスピンアウトによって
 破壊的技術を追求すると、結局、もう一方の
 事業部門をつぶす可能性がある(p166)


■そういえば、ドコモも
 NTTから独立した会社だったから
 うまくいったのかしら、
 などと思いました。


 だれも携帯電話がこんなになるなんて
 思っていなかったはず。


 革新的技術は、革新的であるがゆえに、
 それを正しく評価できる人は、
 ほとんどいないのです。


・盛田は「小型ラジオをつくります」と答えた。
 相手は「小さいラジオなど、だれが買うのだ」と言った。
 「いまにわかります」と盛田は答えた。(p258)


■電気自動車が見えてきた今、
 次の革新的技術は何だろうか、
 と考えてしまいました。


 革新的な仕事は、順調な会社からは
 生まれにくい。


 それだけ覚えておきましょう。
 本の評価は、★2つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


・持続的技術に関しては、
 従来の技術の性能を高めることに重点を置き、
 新しい技術は遅れて採用する企業のほうが、
 力強い競争力を維持できる場合があることが
 実証されている。
 しかし、破壊的技術ではそのようなことはない。(p194)


・ジョンソン&ジョンソンは、少なくとも三回、
 買収によって重要な破壊的技術の嵐の中で地位を確立した。
 使い捨てコンタクトレンズ、内視鏡手術、
 糖尿病患者用血糖値測定器(p235)


・最初から一か八かの賭けに全資源をつぎ込んだり、
 組織の威信を賭けてはならない。二回目、三回目の
 挑戦のために資源を残しておく必要がある。(p279)


イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
クレイトン・クリステンセン 玉田 俊平太
翔泳社
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おすすめ度の平均: 4.5
5 企業の継続的繁栄のために
5 これぞ経営学
5 HDDを題材にしているが、ウォークマン・携帯電話・デジカメなど何にでも当てはまる。
5 カルチャー学派の本なのかも。
5 こういう考え方もあるんだなぁ、と考えさせらる本

【私の評価】★★☆☆☆(68点)



■著者紹介・・・クレイトン・クリステンセン

 ハーバード・ビジネス・スクール教授。
 ボストン・コンサルティング・グループで
 コンサルティングをしながら、
 ホワイトハウスフェローとして運輸長官を補佐。
 1984年セラミック・プロセス・システムズ・
 コーポレーションを設立。


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