「天才エジソンの秘密 母が教えた7つのルール」ヘンリー幸田
2009/07/21公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★★☆(88点)
要約と感想レビュー
■エジソン発明品収集家の著者が教えてくれる
発明家エジソンの生い立ちです。
エジソンの持ち前の好奇心を大きく育てたのは、
やはり母親ナンシーの育て方だったようです。
「なぜ、なぜ」と問いかけるエジソンに
母親はできるだけ答えるように
努力してくれたのです。
・トーマス・エジソンの場合における閃きは、実は少年時代の「なぜ、なぜ」に始まる。風はなぜ吹いてくるの?空はナゼ青いの?・・・(p56)
■学校で「なぜ、なぜ、なぜ」と聞くエジソンを
先生は落ちこぼれとしました。
それに反発した母ナンシーは、
自分でトーマスを教育することにして、
家の百科事典などでトーマスと一緒に
勉強しました。
また、夜寝る前には、
トーマスに本を読み聞かせることで
読書の楽しさを教えました。
・ナンシーは面白そうな本を手当たりしだいに息子に読み聞かせた。慣れてくると、シーザーの『ガリア戦記』、ギボンの『ローマ帝国衰亡史』まで、範囲を問わず、面白いと思われる著作を次々に読み続けた。(p31)
■このように子供のころのエジソンは、
欠点も多い子供でしたが、
常にエジソンを認めて助言してくれる
母親と共に考え、勉強していったのです。
エジソンは子供の頃から、野菜を売ったり、
新聞を売る商売に手を出しますが、
母ナンシーは温かく見守っていたようです。
・何があっても、支えてくれた母がいたから、今の私がある。母だけは何があっても、あるがままの私を理解してくれた。どんなに苦しいときでも、母を喜ばせたくて私は努力を続けることができた。(p40)
■この本を読んで、子供の
「なぜ・・・なの?」という質問は、
とても重要なものであることがわかりました。
そうした好奇心をどうやって育ててあげるかで、
子供の将来は大きく変わっていくのでしょう。
好奇心の大切さを教えてくれる一冊ということで、
本の評価としては★4つとしました。
この本で私が共感した名言
・考える楽しさを知ったとき、その人の心の中に革命が起きる。それは新しい、しかも驚異的な成長の始まりである。成長は一生続く。(p94)
・次の五つは、一体誰の発明だろうか。(1)発電機(2)強化セメント(3)ベニヤ板(4)ゴムの絶縁体(5)ハイウェイ(p134)
・母ナンシーからひと言・・・私がトーマスを叱ったのは、彼が何もせずに怠けたとき、そして始めたことを簡単にあきらめたときだけです。本当の失敗とは、何もしないことを指すのではないでしょうか?(p149)
▼引用は、この本からです。
【私の評価】★★★★☆(88点)
著者経歴
ヘンリー幸田・・・日本企業数十社の顧問を務める。日米知的財産権問題の権威。創価大学ロースクール教授。
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