「「依存する人」を「変化を起こす人」にどう育てるか」内田 和俊
2009/07/17公開 更新本のソムリエ [PR]
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【私の評価】★★★☆☆(78点)
■著者は仕事をしている人には、
いくつかのステージがあるとしています。
まず、新入社員は第1のステージ。
そして仕事を覚え、バリバリやっていくのがステージ2。
そして、ここで壁にぶつかる人がステージ3です。
■ステージ3の人は、仕事もバリバリできるし、
成果も出している。見方によっては攻撃的な
人かもしれません。
心の中に、満ち足りないものを持ち、
ちょっとグチを言ったり、
他人と自分の評価を気にする人です。
著者は、このステージ3の人こそ、
次の段階に進む準備段階の人だとしています。
■次の段階は、人間的に成長した人です。
つまり、人とコミュニケーションがとれる。
人を育てることができる。
ビジョンを作れる人。
つまりリーダーとも言える人でしょう。
■著者は自分の体験から、
ステージ3から次のステージに上がるためには、
非常に大きな壁があるといいます。
なぜなら、その壁を越えるためには、
不満を言う部下の本音を引き出したり、
自分で考え動くことができるなど、
総合的な人間的成長が求められるからです。
・部下は明らかに間違ったこと、
非生産的なことをやっているかもしれませんが、
それを行っている部下には
「もっともな理由」があるのです(p93)
■この本で、次のステージへ進む方法が、
十分説明されているとは思いませんが、
それは著者の研修を
受けてくださいということでしょう。
ステージ3の人には、耳の痛い、
ちょっと気付きのある一冊になるかもしれません。
本の評価としては、★3つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・お前の人生は寝ているのも同然だ(p47)
・「夢、目標、ビジョンなどを他人に積極的に語ること」・・・
「他人に対して正直に自分のことを伝えること」(p146)
・長期の視点に立ったとき、緊張とリラックスのバランスを
六:四にしたときに、人や組織が最も活性化する(p214)
▼引用は、この本からです。
日本実業出版社
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久々に出会った、良い自己啓発書
リーダーになる前に。実は職場と家庭での人間関係上手のコツに◎
第1章の成長分類は斬新かつ納得
いつも傍らに置いておきたい本
【私の評価】★★★☆☆(78点)
■著者経歴・・・内田 和俊(うちだ かずとし)
1968年生まれ。大手不動産会社を経て、
現在SYPシステム専属研修トレーナー。
年間7000人以上に集合研修、
500人に個人コーチングを行う。
読んでいただきありがとうございました!
いつも応援ありがとうございます。
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